英国国教会のローワン・ウィリアムズカンタベリー大主教は、最近誕生から1年が経過した英保守党と労働党による連立政権に対するコメントを発表したことについて、民間メディアからの激しい批判に直面していた。
英労働党の関連団体であるクリスチャン・ソシアリスト・ムーブメント(CSM)は、ウィリアムズ博士の見解を擁護し、政府指導者らはカンタベリー大主教の見解に耳を傾けるべきだと注意を促した。
ウィリアムズ博士は英週刊誌の「ザ・ニュー・ステイツマン」上で英連立政権の教育・健康改革に対する政策の進め方に疑問を投げかける内容のコラムを掲載した。その中でウィリアムズ博士は「キャメロン政権による『ビッグ・ソサエティ』構想は古ぼけたスローガンとなり、労働党は実際的な選択肢を提案できないでいる」と指摘していた。
CSMディレクターのアンディ・フラナガン氏は、「多くの英国人はウィリアムズ博士の見解を彼の書いた文章の全文を見ようともせずに批判したがっています。ウィリアムズ博士は教会の見地から発言をしています。教会は英国中のコミュニティに浸透し、さまざまなコミュニティが成り立つのを助け、支持するために存在しています。このような組織の指導者が政府政策に関する落ち度や危険性について懸念を表明するとき、政府はそれに耳を傾ける必要があります」と述べた。
英労働党の関連団体であるCSMは労働党の再構築のための刷新プロジェクトに参加している。フラナガン氏はカンタベリー大主教は労働党がビジョンに従って政策を実行していくための正しき道筋を文章を通じて示しているのであり、労働党は建設的意見としてカンタベリー大主教の文章に耳を傾けるべきであり、さらに労働党内のキリスト者らは現在の連立政権において強固な選択肢を提言していくために積極的に寄与していかなければならないと述べている。
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