Skip to main content
2025年12月16日15時59分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

クリスチャンは政治にどう関わるべきか?―元米大統領補佐官らが提言

2011年6月13日09時58分
  • ツイート
印刷
米ワシントンD.C.にある連邦議会。+
 2012年米大統領選挙が近づいてくるつれて、米国内キリスト教徒らの間で「クリスチャンは政治にどのように関わるべきであり、その過程で如何にして本来の信仰を失わずにいられるか」が改めて問われるようになってきている。

 この問題について、ブッシュ前米大統領補佐官のマイケル・ガーソン氏とピーター・ウェイナー氏はクリスチャンは政治に関わる義務があると主張すると同時に、政治的大義の達成のために信仰を政治に従属させてしまわないようにするべきだと警告した。米クリスチャン・ポスト(CP)が報じた。

 今週米福音派プロテスタント団体フォーカス・オン・ザ・ファミリーとのインタビューでウェイナー氏は「クリスチャンが政治に関わるとき、大義が主の御心に先行してしまうことがしばしば生じています。マイケルと私は大統領補佐官をしていたとき、そのような現実を体験してきました。そのような誘惑に駆られるのです。クリスチャンが政治に関わるとき、すべての事柄がクリスチャンの行いにかかっているという感覚に襲われ不安に駆られることがあります。私たちは信仰的であるべきですが、常に政治における争いにおいて勝利し続けなければいけないというわけではありません。このことを勘違いしてはならないと思います」と述べた。

 両氏は「シティ・オブ・マン:新しい時代の宗教と政治」という本を出版している。同書の中で両氏は、これまでの歴史を振り返り、米福音主義キリスト者らに対し1970年代および80年代の信教の権利の誤用を学ぶことで新たな政治への関わり方を考察するよう促している。 

 ガーソン氏は信教の権利に関して、米国の現状に危機感を感じており、「信教の権利に関する認識の一部は壊滅的な状態になっています。米国人の信教の権利は崩壊寸前の状態にあるといっても良いでしょう。米国は信仰に対するさまざまな敵で満ちあふれています。信教の権利を選挙の資金集めのために利用することはあっても、民主主義のために利用されることがほとんどない状態となっているといっても過言ではありません」と述べた。
 
 同氏はクリスチャンは政治に関わる際、恵みを与えることと礼節を守ることが大切であるとし「人は神様のかたちとして創造されましたから、世界人類の人権を尊重するべきです。もしキリスト者が政治に関わり、ある人を優遇しある人を冷遇するようなことがあれば、私たちは信仰を台無しにしていることになります」と指摘した。

 またクリスチャンが政治に関わる際、自身のアイデンティティを特定の政党に持つべきではないことも同書の中で指摘されている。クリスチャンが特定の政党と結びつくことが、特に若い世代のノンクリスチャンの宣教の阻害要因になり得るという。ウェイナー氏はある政府高官夫人に、夫とともにある大都市で教会を立ち上げようとしていた際に、教会に青年たちを伝道するのに困難を感じていたことを打ち明けられたことを明かした。彼女は、青年たちが教会の礼拝に出席したがらず、キリスト教にあまり近づきたがらない原因は、キリスト教が教会において特定の政治的アジェンダと結び付いて活動していると思われているためであることに気付いたことを同氏に打ち明けたという。

 ウェイナー氏は「キリスト教がある政治的運動の付属物・従属物のように見なされるとき、そのような教会は問題となり得るでしょう」と述べた。ガーソン氏も「いかなる宗教的運動もひとつのイデオロギーと結び付けられるべきではありません。そのようになるとき、キリスト教がだれかしら権力者の権力争いのツールのように見なされてしまいます」と警告した。 

 これらのことを踏まえて、キリスト者がこれからの時代にどのように政治に関わっていくかについて、ガーソン氏は3つの基本原則を提示した。

1.正義 ―社会がどのように貧困者や弱者、抑圧されている人々を扱うべきか
2.秩序 ―政府の最優先任務は罪深き人々が悪い行いをすることを防ぐことである
3.組織間の仲介役―政府は家庭や共同体、教会の存在を尊重するべきであり、介入するべきではない。

 また教会の役割として、ウェイナー氏は教会の礼拝堂で礼拝の際に説教者の口から政治に関する話は説教されるべきではないとし、「教会と政府の働きはそれぞれはっきりと区別されているべきです。政治的課題について全方向的に重点を置いた話をすることができるのなら良いのですが、教会の説教者は礼拝参加者の中には共和党支持者もいれば民主党支持者もおり、保守派もいればリベラルな人々もいることをまず認識するべきです。礼拝説教のメッセージの中に政治に関する話題が加わるとき、キリストの福音のメッセージが脇に押しやられて政治の話が前面に出てしまいがちになってしまうのを頻繁に見てきました」と警告した。

 またクリスチャンが政治に関わるときに意識するべきアイデンティティは、キリスト者は一市民であるのと同時に神の市民でもあるということであるという。それぞれのクリスチャンの信仰を証しする活動において、世の人間による都市において神の市民としての価値観や行動の優先順位を宣べ伝えていくことで、世の人々に信仰の生を知らせていくことが大切であるという。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(257)聖書と考える「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 花嫁(39)真昼の花嫁 星野ひかり

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.