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アフガン,風刺漫画抗議デモで死者発生

2006年2月8日08時03分
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 ムハンマド風刺漫画抗議デモが本格化する中で6日、アフガニスタンの治安維持部隊が群集に向けて発砲、少なくとも4人が死亡した。


 アフガニスタン北部バグラムの米軍基地周辺では、アフガニスタン警察が米軍基地を破壊しようと試みた2000人近くの群衆に対して発砲した(AP通信)。この発砲で2名が死亡、5人が負傷した。また8人の警官が衝突で傷を負ったという。


 アフガニスタン警官は都市中心部で群衆が投石したりナイフを投げたり、一人の男が発砲したのを受け、群集に向けて発砲を開始した。これにより群衆のうち2名が死亡、2名の警官が負傷した。


 同様にカブールでは200人近くの風刺漫画抗議デモ参加者がデンマーク政府在外公館に投石し、デンマーク政府高官のうち数人を殴り、「イスラム万歳!我々はイスラム教徒である!我々はだれにも我らの預言者を侮辱するようなことをさせない!アメリカをぶっつぶせ!」などと叫んだという。


 ワシントンD.C.に拠点を置く人権団体「インターナショナル・クリスチャン・コンサーン(ICC)」が6日に発表した声明によると、イスラム教徒の憤激には2つの悲しい皮肉が含まれているという。


 第一に彼らイスラム教徒の反応はデンマークの風刺漫画が描いているまさにその通りのイスラム教徒の振る舞いであるといえる。これはまるで抗議デモ参加者たちが『よくもわれらを暴力的に描いてくれたな。だからお前らをぶっ殺す』と言っているかのようである。


 また第二の皮肉は、イスラム教徒は風刺漫画でのムハンマドの描かれ方をイスラム教に対する迫害であると叫んでいるが、イスラム教徒が大多数を占める国々の中にある少数派キリスト、ユダヤ、ヒンドゥー教徒が彼らから受けている迫害に比べれば、今回の出来事がたいした迫害には当たらないということである。


 イスラム社会では、宗教的少数派の人々に対する迫害は日常茶飯事となっている。ときには法律で裁かれて恐ろしいほどの迫害につながることもある。ICCはイスラムから離れ去った異端者、背教者であることから拷問を受けてキリスト教徒が殺害された事例の証拠書類を報告した。


 ICCはイスラム教徒の風刺漫画に対する憤激が増すにつれ、国内のキリスト教徒が彼らにますます標的とされるのではないかと懸念している。


 ムハンマドのターバンを爆弾風に描いた12枚の風刺漫画を掲載した雑誌が最近欧州メディアによって再発刊されてから、イスラム教徒の怒りが急激に増大した。イスラム教徒は神や預言者に対するどのような描かれ方も神に対する冒涜であると主張している。


 昨年9月にユルラン-ポステンというデンマークの日刊新聞がこの風刺漫画を初めて掲載した。しかし当時はこの風刺漫画に対する議論はさほどなかった。風刺漫画はその後、デンマークに加え、ブルガリア、フランス、ドイツ、イタリア、ヨルダン、スペイン、スイス、ハンガリー、ニュージーランド、ノルウェイ、ポーランドでも再発行された。イスラム教徒がこの風刺漫画は宗教的な配慮がないとして非難する一方で、欧州メディアと何カ国かの欧州政府はこの問題についてメディアの言論の自由を保護する立場をとっている。


 しかし、シカゴに拠点を置くキリスト教平和活動家チームは一般大衆の抗議に参加し、「私たちはイラクにおけるクリスチャン平和活動家チームの一員であり、デンマーク日刊紙ユランド・ポステンによって9月に紙上で公開された12人の異なる漫画家による反イスラム風刺漫画に落胆の意を示しています。出版社はこの風刺漫画の発刊に関し表現の自由を主張しているが、私たちはこのような風刺漫画を出版することでただ単に憎しみと偏狭な考え方を拡散するだけであると信じています」と6日、遺憾の意を表明した。


 レバノン政府はデンマーク政府に対して6日、何千人もの発狂したムスリム教徒が5日にデンマーク領事館に放火した事に謝罪の意を表明した。


 ICCはイスラム教徒が彼らの信仰を冷笑され嘲られたとして憤激する感情を十分理解できるとした上で、「キリスト教徒もまた嘲笑されてきました。またイスラム教徒によるクリスチャン少数派に対する不寛容には終わりがないように思えます」と述べ、イスラム教国家における継続的な宗教的少数派に対する迫害を糾弾した。


 ICCによるとインドネシアのみを例にとっても1万人以上のキリスト教徒が1998年から2003年の間に殺害されてきたという。またパキスタンのキリスト教徒は、ムハンマドの預言に反することを信じる神への冒涜の罪だとして継続的に投獄され殺害もされている。サウジアラビアのキリスト教徒は民家で祈祷会を開いただけで逮捕されたという。さらにほとんどのイスラム文化圏ではイスラム教徒がキリスト教徒に改宗した場合、しばしば殺害されてしまうという。


  このようなイスラム社会でのキリスト教徒に対する迫害状況にICCは、「イスラム社会がイスラム教の教えに従わない他宗教の信者を絶え間なく抑圧しているにもかかわらず、どうしてこれらの風刺漫画に対する憤激を正当化することができるというのか。このようなイスラム教徒の暴動はメディアによって大きく取り上げられるが、イスラム原理主義が日常的に行っているキリスト教徒への迫害については広く一般の人々には知らされておらず、あいまいなままになっている。我々ICCはイスラム教徒による反発に遭おうと、イスラム社会における少数派キリスト教徒の苦しみを多くの人々に知ってもらう活動を継続するつもりです」と力強く主張した。

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