Skip to main content
2025年5月13日22時53分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

米国教会指導者、大学生の信仰心に懸念

2006年1月18日05時53分
  • ツイート
印刷

 米国フロリダ州オーランドでキリスト教諸教会の指導者たちが集まり、大学生の信仰を維持させることと、青年宣教に関しての機能不全をどのように改善するかについての意見交換が行われた。米国宣教会と米国青年宣教ネットワークの二大米国キリスト教ネットワークが、1月11日と12日の二日間にわたってこの問題についての会議を主催した。


 青年宣教ネットワーク会長パウロ・フレイスマン氏は、自身が牧会する教会の現状について、青年の大部分は高校卒業後に信仰の道から逸れてしまうと述べた。


 ある研究報告書によると69〜94%のキリスト教徒の若者が高校卒業後に信仰を捨ててしまうという。南部バプテスト教会によって行われた調査によると、若者の88%が教会から足を遠ざけているという。


 この会議の主催者の1人で、120の大学の学生に面接調査を行ったジャフ・サット氏は、「大学生たちは、大学での友人の作りたさゆえに信仰の道から逸れ、大きな罪を日常生活に背負うようになっている。そしてその姿に学生自身も疲れているようであり、この事実に大変心を痛めている」と語った。


 面接調査を行った学生の1人でアリゾナ州立大学の学生は「大学に入って最初の数日は、私は誠実な人間だったが、周りがおかしい人たちだったと思います。私は彼らに囲まれて一日の大半を泥酔してすごしていました。というのも、彼らに溶け込みたかったからなんです。そのとき私は誰も知らなかった。そしてそのようなどさくさにまぎれて、私はわいせつな行為を受けました。それから私は深く考えさせられました。『ああ、神よ、私はいったい何をしているのだろう。どうして私はこんな状況に陥ってしまったのか。そもそもどうして私はこのような場に居合わせてしまったのだろう?』それからひどく傷ついた心でクリスマスに家に帰りました。」と泣きながら自分の経験を告白したという。


 またフラー神学校はアンケート用紙による予備的調査を行った。234名の学生にアンケート用紙を配布したにもかかわらず、たった69枚の回答しかえることはできなかった。


 その結果大学生の100%が飲酒経験を持ち、69%がすでに性体験を経験していることがわかった。そして20%がこの1年の間に20回以上の性交渉をしていることが判明した。


 しかしながら、この調査では、信仰心が成熟している学生ほどこのような非道徳的な行動を行いにくく、危険な目にも遭いにくいということも判明した。


 2005年4月に行われた米国青年宣教指導者会議によると青年の信仰離れには6つの要因があるという。


 フレイスマン氏は、その中の一つは若者文化であると語る。「MTV(音楽番組専門ケーブルテレビ放送)やその他さまざまなものが子どもたちの生活を今までにない勢いで退廃させ傷つけている」とフレイスマン氏は悲嘆を表明した。


 第二の要因としてとして両親の子どもたちへの関わりが薄らいでいることを挙げた。フレイスマン氏は「この世代の子供たちは見捨てられている。現代の子供たちは帰宅してもしばしば家に誰も居ないことがある。そして子供たちは聖書に関して無知になっている。聖書を深く理解することもなく、彼らの生活に照らし合わせて信仰心についてはっきりと述べる機会もない。あらゆる情報の渦に巻き込まれ、聖書に根ざした生活を行っている世代は若者でなくても今の時代だれもいない。私たちが聖書に対してはっきりとした信仰の確信と聖書の内容の深い理解なしには、信仰を維持し続けることは難しいだろう。」と語った。


 第三としては増加し続ける移動性の高さと離婚率であるという。このことが、現代の子どもたちが親との関係性において障壁を生じる要因になってしまうという。 


 第四要因としてはメディアに洗脳された世代であるということ。「私たちは今日の世代のティーンエイジャーを『iPod世代』と名づけることができるだろう。彼らは耳に常に騒音を装着したがっている。これはもう彼らがiPodにつながっていなければならないというような脅迫的な欲求に近いものとも見受けられる。」とこのような文化をフレイスマン氏は非難した。


 またフレイスマン氏は個人サイトネットワークとして全米で人気の"MySpace.com"を、精神的に満たされていないこと、自分たちのアイデンティティがないことに対する衝撃的な飢え渇きの例に挙げ、「現代は精神的な飢え、損失、混乱の時代である」と述べた。


 第五の要因として学生たちが世俗的人本主義を崇拝するように育て上げられ、大学生活を送るに至ってこのような文化に立ち向かう準備ができていないことを挙げた。


 最後に、第六の要因として現代の世代が部族的な世代であることを挙げた。「多くの意味で、たとえば彼ら自身のアイデンティティのために刺青を入れたり、群れになって行動したがることから、現代の若者は群れを成したがっているということがわかる。このように若者が互いにつながりあいたい傾向から、一種の部族を作りたいという傾向にあるということができるだろう。」とフレイスマン氏は語った。


 今回の会議の初日ではこれらの問題に対する対策法として、宣教会同士が互いに連合して活動すること、全米的にこのような問題の深刻性を気づかせること、青少年の精神的発達を促すために重要とされる両親の役割を支援すること、宣教会の理念や戦略を修正すること、より綿密な調査を行うこと、高校や大学宣教会と連合し、インターネットをより有意義に使用することで若者がクリスチャンとして安全に高校生活から大学生活に移行できるようにすることなどが挙げられた。


 指導者チームは現在高校生がその地域の大学宣教会を検索できて、大学という新しい環境に足を踏み入れる前に信仰心のある学友を作ることができるようなホームページを製作しているという。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 「司牧と行政の両方に深い知識と経験」 日本司教協議会会長、新教皇誕生でメッセージ

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(226)聖書と考える「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 復活はないのか(その1) マタイ福音書28章

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

  • 「司牧と行政の両方に深い知識と経験」 日本司教協議会会長、新教皇誕生でメッセージ

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 米ジョージア州で「信教の自由回復法」成立、全米30番目の州に 9年前には不成立

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(5)「苦しみ」の構図 三谷和司

編集部のおすすめ

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • ロシアの軍事侵攻から3年、在日ウクライナ正教会が祈りの集会 片脚失った負傷兵も参加

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.