中国に最初の宣教師ロバート・モリソンが来てから200年目となる2006年、中国各地では歴史的な祝典の開催にキリスト教徒たちが胸を高鳴らせている。
聖書協会世界連盟(UBS)の前身である「英国海外聖書協会」が1804年に設立されると、同協会は最初の翻訳プロジェクトとして中国語を選び、1807年、中国の広東州にモリソンを派遣した。
香港に本拠を置くキリスト教紙、福音新報によると、キリスト教諸団体が1年を通じてさまざまな祝祭行事を企画している。特に注目されるのが、中国華人福音協会(CCCOWE)が4年に一度マカオで開催する世界会議だ。今回は同協会30周年の節目とあって、会議には他の組織も多数参加して200周年の記念大会を行う予定だ。
主催側は03年に大会実行委を設置し、当時の写真や最初の中国語聖書など貴重な資料を収集するなどして準備に取り掛かっている。大会では、写真展、宣教報告や宣教会議などを行う予定という。
大会期間中の学術会議では、中国、台湾、香港などから著名な学者が参加して中国宣教に関する論文を発表する。主催側はここで発表された論文を編集して1冊の本にまとめ、国内の主要図書館や教育機関などに配布するという。文学や文化研究を通してキリスト教の影響が中国全土に広がれば、という願いがあるという。
中国宣教にかかわった宣教師一人ひとりの生涯をつづった、全20巻からなる伝記集も出版される予定。激しい迫害の中に生きたキリスト教徒の記録が、未来の中国人の間で語り継がれ、どのような時代や環境の中でも朽ちることのない福音の力を伝えたいのだという。
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