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「能登の教会のために祈りを」羽咋教会牧師が語る地震直後といま

2007年3月30日16時00分
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能登半島地震が発生してから今日で5日目となる。能登地方全域を襲った震度6強の強い地震が起こったとき、日本基督教団・羽咋教会(石川県羽咋市・内城恵牧師)では日曜学校の礼拝が行われている真っ最中だった。羽咋教会主任牧師の内城師が25日の地震発生直後と今の様子について語った。

25日午前9時42分の地震発生当時、羽咋教会では子どもたちのための日曜学校の礼拝が行われていた。参加者は子ども1人、大人6人の合わせて7人。ちょうどメッセージを伝えている最中だった。突然ドーンという衝撃があり、激しい横揺れがあった。突然の地震に驚きを隠せず、みなで机の下に隠れた。揺れはそれほど長い時間ではなかったはずだが、そのときは長く感じられた。そのすぐ後に電気も消えた。

結局、電気は約30分間復旧しなかった。その間は礼拝を中断したが、幸いなことに教会の建物はどこも損傷していない様子だった。倒れたものも散らばったものも特に見られない。気を取り直してそのまま日曜学校の礼拝を続けた。

被害状況が確認できなかったということもあるが、主日礼拝もいつもどおり行った。いつもと違ったことが一つあるとすれば礼拝の参加者が少なかったくらいのこと。その日礼拝に参加したのは12人。いつもは17〜20人が参加しているから約5〜8人が欠席したことになる。多くは交通手段が閉ざされたために来ることが出来なかったという。

礼拝後にテレビをつけてみて初めて地震の被害状況を知った。震源に近い輪島市の被害が特に深刻な様子だった。輪島市の中心部にある輪島教会のことが心配になり、電話をして安否を尋ねてみた。やけどと頭に裂傷を負った2人のけが人が出たようだったが、いずれも軽傷で済んだとのことだった。教会内部に亀裂が生じたものの建物も無事であり、ひとまず安心した。祈りの時間には羽咋教会の信徒全員で輪島教会のために祈った。

しかし、やはり輪島教会のことが心配になり、夫と共に午後に輪島市に向かった。実際に見てみると建物外部の被害はそれほどでもない様子だったが、内部は家具や食器棚が倒れていたり、雑然としていた。教会でしばらく祈りを捧げた後、羽咋市と輪島市の間に位置する志賀町の富来(とぎ)伝道所に向かった。富来伝道所には常任の牧師を置いていないため、内城師が毎週日曜日午後5時からの礼拝を捧げることになっていた。

富来伝道所がある場所は震源地に近く、また建物が築数十年の木造家屋であったこともあり、柱のかみ合わせ部分や床板がずれ、雨どいの瓦が落ち、食器類の大部分が損壊するなど、被害が大きかった。富来伝道所は能登圏、石川地区所教会をはじめとする多くの人々の支援と祈りによって修繕され、大切に守られてきただけに、できることなら再び修理したいところだが、被害状況を考えると修復は困難に思えた。断続的に起こる余震によってさらに伝道所内の家具が倒れ、食器類が割れた。壁のくずれも深刻化するばかりだった。

そんな中、午後5時の礼拝の時間になった。しかし震災の影響があり、信徒は集まらなかった。仕方なく夫と2人で主日礼拝を捧げ、その日の務めを守った。地震の直後だったため心配や不安もあったが、そんなときこそ礼拝を捧げて神の力に頼るべきだと思った。

余震が続き、二次災害も起きかねない状況だったが、礼拝後は割れた食器類の後片付けをするために伝道所に残った。掃除中も何度か大きな余震があった。そのたびに壁が崩れ落ち、床と畳の隙間が開いた。屋根の瓦も数枚崩れ落ちた。掃除を終えて富来の伝道所を出た後、その足で羽咋白百合幼稚園と子育て支援センターに向かい、夜明けまで片づけをしてから帰途に着いた。

26日になり、羽咋教会に隣接している学童保育ゆりっこ児童クラブと羽咋白百合幼稚園は平常どおり運営された。しかし、午前に1回、午後に2回あった比較的大きな余震により、ついに建物に亀裂が生じた。亀裂箇所はそれぞれ14箇所、20箇所にわたっている。どちらの建物も鉄骨造であったため、安全上は特に問題のない様子だったが、一部分は専門家に見てもらう必要があると感じた。

建物への地震の影響は少なかったが、震災は羽咋教会の信徒たちや園の子どもたちのこころと精神を蝕んだ。特に子どもたちの顔には精神的な疲れが見え始めた。実際に、すでに何人かの園児がこころの不安やストレスを訴えてきた。「今後は牧会者として信徒たちや子どもたちのこころのケアをしていきたい」と内城師は語った。

教会同士の連合もさらに強める考えだ。能登伝道圏には日本基督教団に所属する教会が3つ(輪島教会、七尾教会、羽咋教会)と富来伝道所があるが、今後も報告や支援の面でお互いに協力していきたいという。

最後に内城師は、「能登の教会は一つひとつが小さいですが、全国の皆さんの力強い祈りに支えていただきたいです。私たちの力だけではなかなか難しいこともあります。教会の兄弟姉妹たちのためにどうかお祈りしてください」と日本全国の教会に呼びかけた。

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