Skip to main content
2025年7月1日18時56分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. 地震・災害

「能登の教会のために祈りを」羽咋教会牧師が語る地震直後といま

2007年3月30日16時00分
  • ツイート
印刷

能登半島地震が発生してから今日で5日目となる。能登地方全域を襲った震度6強の強い地震が起こったとき、日本基督教団・羽咋教会(石川県羽咋市・内城恵牧師)では日曜学校の礼拝が行われている真っ最中だった。羽咋教会主任牧師の内城師が25日の地震発生直後と今の様子について語った。

25日午前9時42分の地震発生当時、羽咋教会では子どもたちのための日曜学校の礼拝が行われていた。参加者は子ども1人、大人6人の合わせて7人。ちょうどメッセージを伝えている最中だった。突然ドーンという衝撃があり、激しい横揺れがあった。突然の地震に驚きを隠せず、みなで机の下に隠れた。揺れはそれほど長い時間ではなかったはずだが、そのときは長く感じられた。そのすぐ後に電気も消えた。

結局、電気は約30分間復旧しなかった。その間は礼拝を中断したが、幸いなことに教会の建物はどこも損傷していない様子だった。倒れたものも散らばったものも特に見られない。気を取り直してそのまま日曜学校の礼拝を続けた。

被害状況が確認できなかったということもあるが、主日礼拝もいつもどおり行った。いつもと違ったことが一つあるとすれば礼拝の参加者が少なかったくらいのこと。その日礼拝に参加したのは12人。いつもは17〜20人が参加しているから約5〜8人が欠席したことになる。多くは交通手段が閉ざされたために来ることが出来なかったという。

礼拝後にテレビをつけてみて初めて地震の被害状況を知った。震源に近い輪島市の被害が特に深刻な様子だった。輪島市の中心部にある輪島教会のことが心配になり、電話をして安否を尋ねてみた。やけどと頭に裂傷を負った2人のけが人が出たようだったが、いずれも軽傷で済んだとのことだった。教会内部に亀裂が生じたものの建物も無事であり、ひとまず安心した。祈りの時間には羽咋教会の信徒全員で輪島教会のために祈った。

しかし、やはり輪島教会のことが心配になり、夫と共に午後に輪島市に向かった。実際に見てみると建物外部の被害はそれほどでもない様子だったが、内部は家具や食器棚が倒れていたり、雑然としていた。教会でしばらく祈りを捧げた後、羽咋市と輪島市の間に位置する志賀町の富来(とぎ)伝道所に向かった。富来伝道所には常任の牧師を置いていないため、内城師が毎週日曜日午後5時からの礼拝を捧げることになっていた。

富来伝道所がある場所は震源地に近く、また建物が築数十年の木造家屋であったこともあり、柱のかみ合わせ部分や床板がずれ、雨どいの瓦が落ち、食器類の大部分が損壊するなど、被害が大きかった。富来伝道所は能登圏、石川地区所教会をはじめとする多くの人々の支援と祈りによって修繕され、大切に守られてきただけに、できることなら再び修理したいところだが、被害状況を考えると修復は困難に思えた。断続的に起こる余震によってさらに伝道所内の家具が倒れ、食器類が割れた。壁のくずれも深刻化するばかりだった。

そんな中、午後5時の礼拝の時間になった。しかし震災の影響があり、信徒は集まらなかった。仕方なく夫と2人で主日礼拝を捧げ、その日の務めを守った。地震の直後だったため心配や不安もあったが、そんなときこそ礼拝を捧げて神の力に頼るべきだと思った。

余震が続き、二次災害も起きかねない状況だったが、礼拝後は割れた食器類の後片付けをするために伝道所に残った。掃除中も何度か大きな余震があった。そのたびに壁が崩れ落ち、床と畳の隙間が開いた。屋根の瓦も数枚崩れ落ちた。掃除を終えて富来の伝道所を出た後、その足で羽咋白百合幼稚園と子育て支援センターに向かい、夜明けまで片づけをしてから帰途に着いた。

26日になり、羽咋教会に隣接している学童保育ゆりっこ児童クラブと羽咋白百合幼稚園は平常どおり運営された。しかし、午前に1回、午後に2回あった比較的大きな余震により、ついに建物に亀裂が生じた。亀裂箇所はそれぞれ14箇所、20箇所にわたっている。どちらの建物も鉄骨造であったため、安全上は特に問題のない様子だったが、一部分は専門家に見てもらう必要があると感じた。

建物への地震の影響は少なかったが、震災は羽咋教会の信徒たちや園の子どもたちのこころと精神を蝕んだ。特に子どもたちの顔には精神的な疲れが見え始めた。実際に、すでに何人かの園児がこころの不安やストレスを訴えてきた。「今後は牧会者として信徒たちや子どもたちのこころのケアをしていきたい」と内城師は語った。

教会同士の連合もさらに強める考えだ。能登伝道圏には日本基督教団に所属する教会が3つ(輪島教会、七尾教会、羽咋教会)と富来伝道所があるが、今後も報告や支援の面でお互いに協力していきたいという。

最後に内城師は、「能登の教会は一つひとつが小さいですが、全国の皆さんの力強い祈りに支えていただきたいです。私たちの力だけではなかなか難しいこともあります。教会の兄弟姉妹たちのためにどうかお祈りしてください」と日本全国の教会に呼びかけた。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(7月1日):スーダンのラフォファ族のために祈ろう

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(6)神の御手の内にある死という運命 臼田宣弘

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • ワールドミッションレポート(7月1日):スーダンのラフォファ族のために祈ろう

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.