Skip to main content
2025年12月16日22時29分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(4月17日):国連はユニークな宣教地(2)

2025年4月17日10時16分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:国際連合(国連)

保守的聖書観に立つ終末論的視点からは、その超国家的な在り方や、保守的な価値観を破壊する側面を否定できない国連は手放しに喜べないが、そんな国連が、神の愛、憐(あわ)れみ、そして正義を証しするまたとない宣教の場なのである。そのように国連を捉えているのが、メノナイト中央委員会(MCC)の国連代表を務めるクリス・ライス氏だ。(第1回から読む)

ライス氏によれば、MCCのようなキリスト教団体は、国連において独自の役割を担っているという。「あるキリスト教徒の外交官が私に言いました。『情報は国連の通貨だ』とね。まさにその通りです。キリスト教団体が地域社会と築いている信頼とつながりは、しばしばエリート外交官さえ凌ぐ信頼を国連にもたらしています」

「政治権力に関わることは、それを支配することを意味しません。むしろ、キリスト者は、国連の政治的な複雑さを乗り越えながら、神の国の価値観、つまり愛と憐れみ、正義、そして真理を証しするように召されています。そこは、私たちが耳を傾け、関係を築き、愛をもって真理を語ることを学ばなければならない場なのです」とライス氏は言う。

「国連の外交官がキリスト教団体の話を聞く義務はどこにもありません。しかし、このことは、私たちにある示唆を与えます。つまり静かな影響力と敬意ある態度と対話は、いかにして彼らへの説得力を持つのか、その方法を教えてくれるのです。ある米国人の外交官との昼食の席で、ガザと北朝鮮に影響を与える米国の政策について、私は彼に懸念を表明しました。その外交官は注意深く耳を傾け、互いの敬意ある会話を通して、私たちは信頼を築き始めました。それは将来に関わる重要な基盤となるのです」

「国連は決して完璧ではありません。行動が遅く、官僚主義に悩まされることもあります。しかし、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ、米国とイランのような国の代表者が同じテーブルにつき、共通の基盤を見つけようとすることができる数少ない場所の一つです。人々が意見の合わない人をますます避ける世界において、国連は私たちに多様な視点と関わり、平和構築に必要な忍耐を学ぶことを強いるのです」とライス氏は語る。

「毎日、国連の外に掲げられた193本の旗の側を通り過ぎ、私が働くチャーチセンターに向かうとき、世界がここに集まっていることを思い出します。国連における私たちキリスト者の存在は、世界の対話に影響を与え、神の国の価値観を権力の座にまで伝え、神の正義と憐れみの証人となることを可能にします。イエスが弟子たちに『地の果てまで』(使徒言行録1章8節)行くようにと命じられたように、今日、その地の果ての人々が国連に集まっています。私たちが国連にいることによって、私たちはあらゆる国の人々の人生に触れる機会を得ています。そして、それは決して無視することのできない宣教地なのです」

国連のような場所にキリスト者が置かれており、そのところでキリストの香りを放っているのだ。なんという励ましだろう。国連職員の救いとともに、国連とキリスト教団体の協力関係が良い実を結ぶように祈っていただきたい。

<<前回へ

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:国際連合(国連)
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(4月16日):国連はユニークな宣教地(1)

  • ワールドミッションレポート(4月15日):カメルーンのコトポ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(4月14日):インドネシア 人喰い人種の変えられた人生

  • ワールドミッションレポート(4月13日):タジキスタンおよびタジク人のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(4月12日):ベナンのコトコリ族のため祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(257)聖書と考える「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.