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救いと滅びとは 岡田昌弘

2025年1月15日20時56分 コラムニスト : 岡田昌弘
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製造工場の生産ラインには、最後に必ず、製品の仕上がりを判定する検査工程があります。聖書も同じように、全ての人間には、一度死ぬことと死後に裁きを受けることが定まっていると教えます。

1. 出エジプトした人

あなたがたは、すべてのことをすっかり知っているにしても、私はあなたがたに思い出させたいことがあるのです。それは主が、民をエジプトの地から救い出し、次に、信じない人々を滅ぼされたということです。(ユダ5)

「『きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。』と言われているからです。聞いていながら、御怒りを引き起こしたのはだれでしたか。モーセに率いられてエジプトを出た人々の全部ではありませんか。神は四十年の間だれを怒っておられたのですか。罪を犯した人々、しかばねを荒野にさらした、あの人たちをではありませんか。また、わたしの安息に入らせないと神が誓われたのは、ほかでもない、従おうとしなかった人たちのことではありませんか。それゆえ、彼らが安息に入れなかったのは、不信仰のためであったことがわかります」(ヘブル3:15〜19)

紀元前1500年のモーセの時代に、400年間エジプトの奴隷だったイスラエル人たちは、神のしもべモーセの指示に従って紅海を渡り、奴隷から救い出されました。その後、イスラエルの民は40年間モーセに逆らって荒野をさまよい、不信仰によって滅ぼされました。次の世代のイスラエル人たちとモーセに従ったヨシュアとカレブだけが、ヨルダン川を渡って約束の地に入ったのです。主のしもべに従わなかった神の民は、不信仰によって全て滅びたのです。

5節をギリシャ語原典と引用聖句を用いて解くと、「さて、あなたがたが聖書により全て知っていることですが、思い出していただきたい。それは主が、神の民をエジプトの奴隷からいったん救い出し、次に、彼らが40年間モーセに従おうとせず、不信仰だったので滅ぼされたということです」となります。救われたのはヨシュア、カレブと次の世代だけでした。

2. 御使い

また、主は、自分の領域を守らず、自分のおるべき所を捨てた御使いたちを、大いなる日のさばきのために、永遠の束縛をもって、暗やみの下に閉じ込められました。(ユダ6)

「暁の子、明けの明星よ。どうしてあなたは天から落ちたのか。・・・あなたは心の中で言った。『私は天に上ろう。神の星々のはるか上に私の王座を上げ・・・いと高き方のようになろう。』しかし、あなたはよみに落とされ、穴の底に落とされる」(イザヤ14:12〜15)

引用聖句を用いて6節を解くと、「天使長だった御使いが、自分の栄光と力に酔いしれ、おるべき所を捨て、御使いの上に地位を上げ、神のようになろうとしたことで、主は彼を地の穴の底であるよみに落とし、大いなる日の裁きである最後の審判のために、暗闇の下に閉じ込められました」となります。

天から落とされた天使長、これが悪魔とかサタンと呼ばれる者で、彼に従って堕落した3分の1の御使いたちは、悪霊と呼ばれています。一方で、栄光の天にいるのは、聖なる御父と聖なる御子キリスト、聖なる御霊、聖なる3分の2の御使いたちです。

3. みせしめ

また、ソドム、ゴモラおよび周囲の町々も彼らと同じように、好色にふけり、不自然な肉欲を追い求めたので、永遠の火の刑罰を受けて、みせしめにされています。それなのに、この人たちもまた同じように、夢見る者であり、肉体を汚し、権威ある者を軽んじ、栄えある者をそしっています。(ユダ7、8)

「『アブラハムは必ず大いなる強い国民となり、地のすべての国々は、彼によって祝福される。わたしが彼を選び出したのは、彼がその子らと、彼の後の家族とに命じて主の道を守らせ、正義と公正とを行わせるため、主が、アブラハムについて約束したことを、彼の上に成就するためである。』そこで主は仰せられた。『ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、また彼らの罪はきわめて重い。』」(創世記18:18〜20)

紀元前2千年の信仰の父アブラハムに、神は砂の数のように増える神の民を約束しました。しかし、おいのロトが住んでいたソドム地域と隣のゴモラ地域は、不自然な肉欲による罪と悪に満ちていたので、神が絶滅させてしまいました。

7節をギリシャ語原典と引用聖句を用いて解くと、「ソドム、ゴモラも、欲望に落ちた御使いらと同じように不自然な肉欲を追い求めたことへの永遠の火の刑罰のみせしめ、今後の戒めにされています」となります。

8節を解くと、「それと同じように、今の教会にいる、恵みを放縦に変えている者たちは、偽預言をする夢見る者であり、不自然に肉体を汚し、神の権威ある者を軽んじ、神の栄えある者を非難してそしっています」となります。

聖書にある罪と欲による一大刑罰事件は、私たちの欲が罪を生み、罪が死を生むことのないよう、私たちへの「みせしめ」「今後の戒め」となっています。そして8節は、当時もそうであったように今の時代にも、クリスチャンと呼ばれる者の中から罪と欲に放縦な指導者たちが現れ、教会指導者たちを非難し、幼いクリスチャンたちを誘惑して堕落させようとするという警告を私たちに与えます。

まとめ

イエスをキリストと信じる信仰により、罪が赦(ゆる)され、神の御言葉に従う人々に聖霊が与えられます。神は、神を愛し、神に従う人々を神の子とし、最後の審判の後、御国に入れてくださいます。

自分のおるべき所を捨て、神のようになろうとした御使いが悪魔となり、よみに落とされました。その欲に同調した御使いたちも悪霊となり、よみに落とされました。悪魔・悪霊の誘惑が人を罪に陥れ、永遠の死に至らせ、人を滅ぼしてしまいます。また、神の恵みを欲望の働く自由と教える者たちが現れ、神の教会に従わず、神のしもべや栄光の神に不従順して逆らうようになります。

しかし私たちには、欲望に落ちた御使いらと同じように不自然な肉欲を追い求めたソドムとゴモラに起こった一大刑罰事件が「みせしめ」「今後の戒め」となっています。私たちが死の滅びから救われ、よみに至らないための戒めです。

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◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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