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【特集】 韓国キリスト教とイスラムの衝突(7) 全浩鎭牧師

2008年1月15日02時39分
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全浩鎭牧師+
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韓国政府が親イスラムであることの証拠



 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は教育、経済等で理念志向的だった。特に学校教育を徹底的に政府の統制下に置いた。共産主義は教育を重視して政府が統制する。そのため新政府は教育改革から取り掛かっており、大学入学制度を大学の自律に任せる方向に政策を変えている。現政府は反米、反日、親イスラム政策を取っている。



 だから去年のアフガン事件で政府がタリバンと交渉したことは決して単純な問題ではない。現在、外務部は中東の石油輸入を言い訳にイスラムと協力する機会をますます増加させている。しかし韓国は政治と宗教が分離した国である。ムスリム国家は政治と宗教を分離することができないが、経済と宗教でも同じだ。諸外国との経済交流でもいつもイスラム宣教を優先視する。70年代のエネルギー危機の際、韓国は中東で石油を輸入して危機を兔れた。当時、韓国にいた少数のムスリムたちがサウジ政府を説得した。サウジは韓国に石油を売りながら露骨にモスク建立を要求した。そのために今、漢南洞にモスクが建てられている。現韓国政府がイスラムと近いことを印象付ける出来事をいくつか紹介しよう。



 3年前から、韓国ではイスラム学会、中東学会、アラブ学会、地中海学会などのイスラム団体がしばしばセミナーや会議、展示会などを行った。イスラム関連のセミナーや会議では、外務省と共同主催したものが多く、経済的な支援を行った。セミナーは概して非公開で行われ、出席した日本人や韓国人たちは名前、職場、電話番号、電子メールアドレスを書かされたが、中東から来た参席者たちは名前だけを記入していた。



 01年に9.11テロが起こると、韓国の言論はイスラムのテロ行為を糾弾するより、かえってテロの原因をアメリカの高慢と西欧植民地主義のせいだと言いながら国民の反米感情をそそのかした。興味深いことに、9.11以後アメリカではイスラム教徒とモスクが増加し続けている。韓国でも同様の現象が起きている。アメリカには約600万のイスラム教徒がいて3000のモスクがある。韓国には14万人のイスラム教徒と30のモスクがある。



 昨年9月7日、ビンㆍラディンの肉声録音テープが公開され、韓国の新聞に短く報道されたが、新聞各社が報道した内容は、ラディンは今後イラクでの戦争をさらにエスカレートさせるだろうということのみであった。しかし、そのテープの核心は、もしアメリカがイスラム教に改宗して民主主義的政治形態を放棄するならば、イラクでの戦争は中止するという内容である。日本の言論はこれを報道したが、韓国の言論は一貫して沈黙を続けた。



 アフガン事件以後、ソウル市江南区役所は9月29日、韓国でイスラム伝道師として知られるある教授を招いて、「タリバンとイスラム政界の理解」という主題のセミナーを開催する旨の公文を市民に発送した。それは、政教分離原則に違反するものである。



 韓国文部省はイスラム研究や中東関連学術活動に多くの経済的支援を行っている。文部省には学術振興財団という学術活動を支援する機関がある。この機関は神学分野の研究論文への支援は敬遠するが、他方でイスラム学術研究には大幅な支援を行う。それを受けた研究論文と書籍がすでに多く出ている。



 今年中には仁川で巨大なイスラム文化院が建設されるだろう。仁川市は2010年のアジアオリンピックに備え、モスク、イスラム展示館、博物館等を誘致する巨大なイスラム文化施設のために10億ウォンの敷地を提供した。



【全浩鎭(ジョン・ホジン)】 1940年、大阪生まれ。韓国・高神大学、同大学院卒業、米国・ウェストミンスター神学校神学修士課程修了、米国・フラー神学大学宣教学博士課程修了、英国国立ウェールズ大学哲学博士課程修了。その後、高神大学学長、平澤大学学長、亜細亜連合神学大学大学院院長、トーチ・トリニティー神学大学院教授などを歴任。現在は、イスラエル及びイスラムネットワーク会長、韓半島国際大学教授。著書に、「宣教学」(85年)、「宗教多元主義と他宗教宣教戦略」(92年)、「アジア・キリスト教とミッション」(95年)、「人種葛藤時代と未伝道種族ミッション」(00年)、「イスラム―宗教家イデオロギーか」(02年)、「文明衝突時代のミッション」(03年)、「転換点に立つ中東とイスラム」(05年)(いずれも韓国語)などがある。

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