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【特集】 韓国キリスト教とイスラムの衝突(1) 全浩鎭牧師

2007年12月28日06時07分
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全浩鎭牧師+
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前書き



 7月19日、アフガニスタン(以下アフガン)で韓国人クリスチャン23人がタリバン武装勢力によって拉致されるという事件が起こった。韓国教会は、今この事件による深刻な後遺症に悩まされている。教会のした善意の行為が、かえって社会的な糾弾の的になってしまったのだ。甚だしくは、外国の言論においてまで韓国キリスト教の“攻撃的宣教”、“熱情主義”が招いた結果だと表現した。日本の一部言論も批判的な視点で報道したようだ。また、ある韓国教会の東京集会は日本の自尊心を傷つけたようだった。



 しかし、今回の人質事件で韓国の言論は虚報を流した。アフガンに行くなと言われていたにも関わらず、行った、と責めた。しかし実は、政府の公文書はパキスタンのペシャワルからカブールまでの国道を利用するな、という内容だ。彼らは命令どおりその道は避けた。甚だしくは日本の某新聞は袖ない服にブルカも着用せず、アイスクリームを食べるなどして現地人たちの感情を刺激したと報道した。それは事実と全く異なる。彼らは出発前の3カ月間、文化適応のための訓練を受けていたのだ。



 その教会は、莫大な人質代金を返さなければならないという負担を抱えている。韓国政府はあまりにも高額な身代金を支払ったとして非難を浴びた。 読売新聞は人質代金2000万ドルと報道したが、それが正確だという。



 とにかく、韓国教会は誤った報道によっておびただしい試練にあっている。韓国の教会にとって、それは重大な教訓と同時に、挑戦となった。教訓とは、宣教がこのままではいけないという反省と批判である。これは当然のことだ。これまでに、韓国教会は170カ国に1万7000人の宣教師を派遣してきた。韓国教会が派遣した宣教師は、80年代の半ばまでは2000人も超えなかったが、80年代後半から急成長した。急な量的成長は問題を引き起こすものである。



 ところで今回の事件は、2つの宗教の宣教的衝突、もしくは文明の衝突とも言えよう。イギリスの「エコノミスト」紙8月2日付の記事は重要な示唆を与えている。「韓国クリスチャンとタリバン:信仰の衝突」というタイトル自体が意味深長である。「韓国キリスト教は資本主義、民主主義とともに韓国社会の三位一体を形成している」と理念的に分析している。「韓国は宗教的な熱情の結果と真剣に取り組まなければならない一方、タリバンはアルカイダから学んだ死刑執行と自殺爆弾の方法を再考しなければならない」状況であり、両者ともに神の業はいかなる代価を支払ってでも遂行されるべきとの意志を固めているという指摘であった。韓国プロテスタントの宣教的熱情とタリバンの過激主義を比較する点で、この記事は非常に正確な分析を行っていると言える。



 韓国教会は社会的には左翼グループの深刻な挑戦を受けたが、幸いにもクリスチャン大統領が登場した。韓国には「反キリスト教市民連帯」という社会団体が存在している。会員は約1万人だと言う。今度のアフガン事件でもこれらが先頭に立ってキリスト教会の宣教を攻撃した。このような社会団体は韓国にだけあると言う。



  しかし、韓国教会は現在、何よりもイスラムの挑戦に直面している。イスラムは2020年まで韓国をイスラム化するという目標を立てたという。イスラムは今、韓国で攻撃的に宣教活動をしているために韓国教会の宣教と衝突している。多くの教会がイスラム教徒たちを対象に奉仕と宣教を行う一方、トルコとパキスタンから来た多くのイスラム宣教師たちは、教会の牧師や役員たちを対象に宣教を展開している。すでに国内で多くのクリスチャン女性がイスラム教徒と結婚した。イスラムの宣教の歴史は韓国より日本で古く、メッカに巡礼するイスラム教徒の数も韓国は約1千人、日本では約3千人だと言う。それにもかかわらず、イスラムは日本より韓国をイスラム化する戦略を立てたという。この事実を日本教会にも知らせたい。私たちは「聖なる公同の教会を信ず」と告白する。日本と韓国教会はアジア福音化のためにお互いに協力しなければならない。国際化の時代には閉鎖的民族主義は旧時代の遺物だ。私たちは神の民であり、神の国と義のために手を握らなければならない。



【全浩鎭(ジョン・ホジン)】 1940年、大阪生まれ。韓国・高神大学、同大学院卒業、米国・ウェストミンスター神学校神学修士課程修了、米国・フラー神学大学宣教学博士課程修了、英国国立ウェールズ大学哲学博士課程修了。その後、高神大学学長、平澤大学学長、亜細亜連合神学大学大学院院長、トーチ・トリニティー神学大学院教授などを歴任。現在は、イスラエル及びイスラムネットワーク会長、韓半島国際大学教授。著書に、「宣教学」(85年)、「宗教多元主義と他宗教宣教戦略」(92年)、「アジア・キリスト教とミッション」(95年)、「人種葛藤時代と未伝道種族ミッション」(00年)、「イスラム―宗教家イデオロギーか」(02年)、「文明衝突時代のミッション」(03年)、「転換点に立つ中東とイスラム」(05年)(いずれも韓国語)などがある。



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