キリスト教弁証家で著者でもあるジョシュ・マックドウエル氏は最近「ジャスト・ワンクリックアウェイ」というホームページ(http://just1clickaway.org/)を立ち上げ、オンラインポルノの危険性に警鐘を鳴らす活動を始めた。27日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。
マクドウエル氏はこれまで世界118カ国で1,000万人以上もの若者たちにポルノ問題の警鐘を鳴らしてきた。
同氏はホームページ上のビデオメッセージで「教会の転落は教会の中の社会に対する弁証術が欠けているから生じるのではなく、教会を形成するそれぞれの家族の分裂から生じているといえるのではないでしょうか。特にもっとも大きなキリストの教会に対する脅威は、ポルノの蔓延によるものではないでしょうか。今日私たちは自分の子どもたちをオンラインポルノサイトから引き離す統制能力さえも失われている状況にあります。スマートフォンやiPad、ノートパソコンからワンクリックで子どもが簡単に最悪のポルノサイトやポルノ画像を閲覧するページにたどり着いてしまうのです。このような時代は過去にはありませんでした」と警告している。
1960年から120冊もの本を出版してきたマックドウエル氏は、クリスチャンの家庭におけるポルノの及ぼす破壊的な影響についての驚くべき統計を発表している。同氏によると、たったワンクリックで10億件以上ものポルノサイトに辿りつくことができ、ポルノサイトを初めて閲覧する年齢は平均11歳であるという。15歳から17歳の男女の8割が、過激なポルノサイトを閲覧した経験があり、成人向けポルノ業界運営サイトの報告によると、閲覧者の2割から3割は子どもであるという。
さらに衝撃的なことには、米クリスチャンの家族の約半分がポルノサイト閲覧に関する問題を抱えており、米教会牧師の3割は過去30日間に一度はポルノサイトを閲覧した経験があるという。 同氏のウェブサイト上のビデオでは、ポルノサイトが攻撃的に餌となる獲物を求めており、犠牲者を増やしていることが警告されている。
家族の中のポルノサイト閲覧問題の一例として、ビデオの中では10歳の少年が寝る前にノートパソコンを自室のベッドの上で閲覧している例が取り上げられた。動画の中で、少年の前に誘惑する女がやってきて「宿題をやっているの?」と尋ねたところ、少年が「うん」と答えた。少年の前に現れた女が、「一つお願いがあるのだけれど。私の一番好きな部分はどこ?私についてもっと知りたい?あなたが知りたいだけ見せてあげるわ」と誘惑していたところ、母親が少年の部屋の前に現れ「晩御飯ができたわよ」と伝えた。少年がとても驚いたため、母が「何かあったの?」と尋ねたところ、少年は「何もないよ」と答えながら、胸の前に置いたノートパソコンのキーボードを叩いていた。そして少年の母が「今やってることをやめて(夕食を食べに)下に降りてきなさい」と伝えたシーンが流された。
ビデオでは同様に夫や10代の娘が家族に全く知られることのないまま危険なポルノサイトを閲覧してしまう問題の例が取り上げられた。家族が気付かないうちに、ポルノサイトに毒され、中毒になってしまうことが警告されている。
マックドウエル氏はポルノ閲覧が蔓延していることとポルノ閲覧問題の解決法についての資料をホームページを通じて提供している。同氏は「愛や性、関係性について聖書を基盤とした理解を若者が得られるように努めています」と述べている。
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