Skip to main content
2025年11月1日07時53分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

米カトリック司教、ガールスカウトに注文

2012年5月22日10時40分
  • ツイート
印刷
 【CJC=東京】米「ガールスカウト」が設立100周年を迎える中で、カトリック教会司教から、堕胎、避妊、同性愛を推進する団体との関係を指摘されている。

 カトリック・メディア・サービス「EWTN」によると、司教協議会信徒・結婚・家庭生活・青年委員会議長のケビン・ローズ司教が、「ガールスカウトに注目している」と語った。この3月、他の司教に宛てた書簡で、ガールスカウトの「他の組織と相当に問題のある関係」や「プログラムに使われる材料やリソースに問題がある」ことに関し、数年越しに発言して来た「数々の懸念」を同委員会が論議した、とローズ司教は記している。

 このところ、ガールスカウトは、伝統的価値に反した活動を行っているとの批判を浴びてきた。

 2010年、テイーンエイジの少女2人が8年間会員だったガールスカウトを脱退、ネット上に同組織の問題点を訴えるサイトを開設した。「テス」と「シドニー」と呼ばれる2人は、ガールスカウト組織の倫理を、自分たちは受け入れられないことが、ますますはっきりしてきた、と言う。「ガールスカウトを辞めることは安易な決断ではなかった」が、結局、「自分たちの信仰、生命の尊厳、結婚の神聖、謙遜、貞潔に立つ」必要がある、との決断に至ったと指摘する。

 今年1月、コロラド州の隊が、性転換をした7歳の子の入隊を認めた際も批判が出た。その子は少女ではない、というのが理由。

 「計画出産」にからむ懸念もある。たとえば10歳のグレイス・スワンクさんがガールスカウトを除隊し、自分で「生命のためのクッキー」を売り出した例もある。グレイスさんは、収益を中絶反対グループに寄付している。

 米国のガールスカウトが「ガールガイド・ガールスカウト世界連盟」に加盟していることも問題視される。同連盟が中絶、避妊、同性愛を世界規模で推進していることが理由。

 あからさまに「計画出産」を勧める資料が、2年前の国際会議の席上配布されたと報じられたことも懸念を引き起こした。ガールスカウトの代表は、計画出産に関するパンフレットについては知らないとし、中絶や産児制限を支持はしていない、と述べている。

 それでもガールスカウトをめぐる論議は絶えることがなく、司教協議会も常に注視してきた。

 カトリックのガールスカウト隊が長年にわたり少女たち、さらに社会に対して行ってきた働きに感謝しつつ、ローズ司教は、提起した重要な質問の中に、地域レベルでも全国レベルでも答えられていないものがある、と指摘する。「この問題を委員会が引き続き検討していることを司教たちに知っておいてもらう」という意図も同司教は強調した。

 委員会で、司教、司祭、教育指導者が「地域レベルで使用する」ための材料を提供したい、と同司教。これらの材料は、「カトリック隊の独自性への配慮と、親たちに役立つものを盛り込む」と言う。さらに、地域レベルで未解決の問題を探るため司教協議会が任命したスタッフが『カトリック青年宣教全国連合』と協力することも委員会は提案している。

 米司教協議会自体は、現在進行中の問題だとしてコメントを避けている。

 しかしこれまでの論議が、カトリック家庭に少女をガールスカウトから脱退させ、同様な活動を、キリスト教色を強めて進めるよう仕向けて来たことも事実。

 ユダヤ教・キリスト教色を打ち出した少女組織「アメリカン・ヘリテッジ・ガールズ」が、オハイオ州で1995年に設立されたが、それは、世俗的に得られるものとは対照的に「娘たちのために健全なプログラム」を求めていた親たちによるもの。すでに全米45州でメンバーが1万9000人を超した。

 また聖人、聖書、カテキズムを探求することで少女の道徳向上を目指す「リットル・フラワーズ・ガールズ・クラブ」の成長ぶりもめざましい。

 リットル・フラワーズは93年に「カトリック・モム・オブ・11」によって発足した。活動は各クラブ単位で行われ、登録は任意だが、今では米国とカナダの約50クラブが登録している。リットル・フラワーズは「カトリック信仰を活気あるものとし、少女たちが真のカトリック女性になるよう勧める」と言う。

 ガールスカウトは、1908年に英国でロバート・ベーデン=パウエル卿が発足させたボーイスカウトにならい、10年にベーデン=パウエル卿の妹アグネス・ベーデン=パウエルによって発足した「ガールガイド」を母体として、12年に米国でジュリエット・ローが創設した。特定の宗教を強調しない一方で、キリスト教会側では、自らの教義・信仰の基盤に立った運動である、との意識を強調する傾向が今も強い。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(250)聖書と考える「推しの殺人」

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • ワールドミッションレポート(11月1日):コンゴのルワル族のために祈ろう

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.