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『子ども』も宣教の担い手 救霊への確信必要 MEBIG教会学校講習会

2007年3月21日13時25分
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関連タグ:MEBIG(メビック)
講演の様子=16日、四街道キリスト教会で+
講演の様子=16日、四街道キリスト教会で

遊びと学びの融合した新しい形の教会学校を提案する「MEBIG(メビッグ)」のプログラムは5年の周期で「MEBIGの原理原則」、「MEBIGの魂の集め方」、「MEBIGのカウンセリング」、「MEBIGのクリニック」、「MEBIGの成長・弟子化」と学びを進めていく。四街道キリスト教会(日本キリスト教会連合)でのセミナー開催は今回で7回目。すでにプログラムは一巡し、昨年始まった2巡目は2年目の「MEBIGの魂の集め方」に入った。

「魂の集め方」では、どういう風に「お友達」を集めるのか、MEBIGの基本原理をどう実践するかを内越泰子氏(愛隣チャペル教会学校教師)が伝えた。特徴的なのは、お友達を宣教の担い手という認識をもって教えていくこと。まずお友達を集めるために愛隣チャペルで毎月おこなわれているイベントが紹介された。

新春MEBIG袋(福袋)抽選会、アイスクリームパーティ、パフェパーティ、12月には毎週行われるクリスマスイベントなど、様々な行事の告知ポスターが例としてプロジェクターで写し出された。ちょうど講義が始まる前の休み時間に、四街道キリスト教会で作り配ったチラシがインパクトに欠けるとMEBIG創設者の内越言平師(愛隣チャペル教会牧師)に指導を受けたばかりということもあり、参加者はデジタルカメラや携帯カメラで撮影して記録し、真剣に見入っていた。

泰子氏は「各イベントの最後には必ず次回の宣伝をして、来週も来たいと思わせなければなりません。『こんなつまらない所にはお友達を呼べないよ』と思われたらいけません」と述べ、魂を救うためにお友達の心をつかむための努力を惜しまない姿勢を見せた。

イベントでは、ただお友達を集めるだけではなく、解散後もフォローできるように必ず名前を記入してもらうことが大切であると伝えた。泰子氏は「(名前を)書かなければ入れてあげられない。名前を必ず書かせる。なぜならこれは魂を救うためにやっていることだから。どこの誰だかわからないとフォローができないのです」と話した。

次に公園MEBIGの様子を上映。教会学校でおこなうMEBIGと基本的な流れは変わらない。メッセージはわかりやすく簡単に、物語りと冗談をいれながら福音を伝えて、みなで祈る。泰子氏は「教会に来られないお友達もいます。親が教会に対して抵抗感があり教会学校には参加できないとしても、公園だったら構わないというケースもあります」と説明。公園MEBIGは、教会でやっている事を知らせて教会に来てもらうための種まきであるとした。

次にデイリーMEBIGの司会をお友達に任せることについて「神さまを信じているお友だちは小4から準スタッフになります。リトリートでどの曜日をやりたいか相談して決め、もし無断欠席すれば、役割を任せないようにします。厳しいように思えるが、牧会者としての意識をもたせるためなのです」と泰子氏。リトリートは、神を信じている小4以上のお友達を対象にして一年に3回、それぞれ2、3日かけて行う。内越言平師によるメッセージ、個人カウンセリングを通して信仰と献身の確認をする。

泰子氏は「MEBIG教会学校は、お友達を救うために必死に行うもの。神さまはこころをご覧になりますから、1人を救う事に対する決意が重要です。自分をささげ、最善を尽くすのです」と救いに全力を傾ける大切さを伝えた。

次に家庭訪問について説明があった。日曜日に来会したお友達の様子を見て、次週にまた来るか、いつごろ連絡を取るべきかを見極め、連絡を取り家庭訪問をする。泰子氏は「未信者の親たちに傷つけられることもあります。怒られることもあります。しかし怒られた体験も信仰を強くします。私たちは自由だが、人々を1人でも多く主のもとに導くためにやっているという意識を持ってやりぬきましょう」と話した。

「教師の持つビジョンによって子どもたちは変化します。日曜日にお友達が来るのを待つだけでは誰も来ません」。積極的に連絡を取り、教会の扉の向こうにお友達がいるということを感じさせることが何より大切だ。友を救いたいという情熱と確信が原動力となる。

言平師は、イベントの景品や機材のレンタルなど、必要なことには惜しまずに投資するべきだと語った。「お友達の魂を救うためなら、いくらお金をかけてもいいでしょう。農夫は泣きながら種をまく。少ない収穫で家族もお腹が空いている。しかし未来のために、いまは耐えて涙を飲んで種をまこう」。

『人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれももっていません。わたしがあなたがたに命じることをあなたがたが行うなら、あなたがたはわたしの友です』(ヨハネによる福音書15章13、14節) 「子どもという子どもはいない、子どもという人がいるのです」と言平師。「お友達」という言葉には、この聖句に対する思いが込められている。

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