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平野耕一牧師「ハリウッド映画に見る終末論と聖書預言」(8)・・・『トゥモロー・ワールド』(2006年制作)

2010年12月14日12時47分
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 人類に子どもが生まれなくなってしまった。地球生命体の中で、人間だけが生殖機能を失うという恐ろしさを描いたものだが、確かに子どもが生まれなければ、遅かれ早かれ人類は滅亡から免れることはできない。



 西暦2027年のロンドンを舞台にしているが、その時には人類は18年間にわたって子どもが生まれない未曾有の異常事態が続いており、このままでは人類滅亡の危機は免れない。



 この映画が描写している人類滅亡の原因は、今まで取り扱ってきたものと全く別の視点なので、私にとって新鮮であった。しかし、私としてはどのように筆を進めてよいかわからないのだ。



 今までも、あまりありそうもない原因かな、と思いながら調べてみたが、みんな科学的にはあり得るものばかりだった。隕石や小惑星や彗星の衝突などは、過去に多くあったという地球痕跡の証拠が宇宙写真で確認されている。火山噴火や津波の災害は今でも局部的に頻繁に起こっているし、太陽の大フレアー、また地球磁場の消失などの可能性もあり得るのだ。



 しかし、人類だけ生殖不能になるということはあり得るのだろうか。起こり得るとすれば、どんな原因か。



・男女どちらかの人口すべてが、性同一障害になる。

・隕石が衝突して、その塵が地球に拡散し、隕石中の「何か」が大気の中に入り込み、男性の生殖機能を奪う。

・何らかのインフルエンザが世界中に拡散し、精液から精子が消滅する。

・知性の極めて進んだ異星人が地球に移住するために、男女どちらかの遺伝子を操作して生殖不可能にする。



ガイア仮説から



 ガイア仮説とは、全体としての地球は生きた有機体とみなすべきであり、生物的様々な作用が環境を安定させると考える説である。英国の生物学者ジェイムス・ブロックによって初めて提唱された。



 この映画は制作年から31年後が舞台だが、描かれている英国の様相は、今世界各地で進行している「暴力的な現実」を集約したものである。テロの横行。不法移民の急増。広がる貧富の格差。弱者を切り捨てる政府。



 ガイア仮説から、こう考えることができないだろうか。つまり、これらすべての地球生命体に対する暴力が、不妊化という人類から未来を奪う突発的な事態で一挙に顕在化したに過ぎない、と。



 ガイア仮説が「生物的様々な作用によって地球環境を安定させる」と主張するように、生物が、特に植物花粉とか細菌とかが人体に入り込み、生殖不能を起こし、人類を滅亡させるように働くことはあり得る。人類のために、すでに千種ほどの種が絶滅した(この数字は定かではないが)そうだが、地球生命体の自己保存本能が集合的に働いて、人間を生殖不能にさせるという形で、人類に復讐することはあり得るかもしれない。



 今まで、扱ってきたテーマも普通は「あり得ない」ように見えるものであったから、生殖不能による人類滅亡のこの原因もそのカテゴリー内なのだろう。物理学者スティーブ ホーキングは、宇宙(地球も宇宙の一部)では何でもあり、と言っていますぞ。



 しかし、やはりこれはないだろうと、あえて言い切ろう。それは旧新約聖書の預言を調べても、どこにも人類が生殖不能に陥って滅亡することは示唆されていないからだ。聖書預言によると終末は100年近い歳月を経てじわじわ成就していくのではなく、やはり劇的に「盗人がやってくるように」襲ってくるようだから。



◇



 平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

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