Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般

ルーテル世界連盟と東方正教会、大シスマの一因「フィリオクェ問題」で共同声明発表

2024年8月5日15時42分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ルーテル世界連盟(LWF)東方正教会フィリオクェ問題大シスマニカイア・コンスタンティノポリス信条
ルーテル世界連盟と正教会、大シスマの一因「フィリオクェ問題」で共同声明発表+
エジプトの首都カイロで開かれた会合に出席したルーテル世界連盟(LWF)と東方正教会の神学対話合同国際委員会のメンバーら(写真:George Adib / LWFの公式サイトより)

ルーテル世界連盟(LWF)と東方正教会は7月30日、千年近く前に西方教会と東方教会の分裂を引き起こした一因とされる「フィリオクェ問題」に関する共同声明(英語)を発表した。声明は両教派の40年以上にわたる対話から生まれたもので、5月にエジプトの首都カイロで開催された両教派の神学対話合同国際委員会の第18回全体会合で作成された。

ラテン語で「と御子」を意味する「フィリオクェ」という文言は、中世にニカイア・コンスタンティノポリス信条(381年)に追加された。フィリオクェを追加した西方教会は、聖霊は父なる神「と御子(イエス・キリスト)」から発出するとしたが、東方教会はこれに反対し、聖霊は父なる神からのみ発出するとしてきた。

聖霊が三位一体の他の両位格から発出するかどうかを巡るこの論争は、その後、東西教会間で長年にわたる争点となり、1054年のキリスト教会の東西分裂(大シスマ)の主要な一因となったとされている。

LWFと東方正教会の指導者たちは共同声明で、「私たちの共同体間の古くからの分裂を癒やすことに貢献し、ニカイア公会議(325年)とコンスタンティノポリス公会議(381年)の信仰を共に告白することを可能にすることを願って、ギリシャ語の原文(フィリオクェなし)の翻訳の使用を提案します」と表明。その上で、次のように述べた。

「ニカイア・コンスタンティノポリス信条の原文に再び焦点を当てることは、三位一体と聖霊の役割に関する神学的考察を新たに促すことになるかもしれません。さらに私たちは、私たちの三位一体の教理において、御父が御子の誕生と聖霊の発出の原因(αἴτiος)であることを、共に確認します」

LWFと東方正教会の指導者たちは、ニカイア公会議が開催されてから1700年の節目となる2025年を前に発表したこの共通声明を、両教派の「和解のしるし」になると考えている。

現代のトルコにあった古代都市ニカイアにちなんで名付けられたニカイア信条は、325年のニカイア公会議で書かれ、その後381年のコンスタンティノープル公会議で改訂された(ニカイア・コンスタンティノポリス信条)。この信条は、特に父なる神がイエスを創造したとし、従って三位一体の一部として同等ではないと主張した初期の異端であるアリウス派に対応して書かれた。

その後、589年の第3回トレド公会議で、父なる神と子なる神の平等をさらに強調する方法として、ニカイア・コンスタンティノポリス信条にフィリオクェの文言が初めて追加された。しかし、東方教会の多くは、三位一体の各位格の関係を正しく反映していないと考え、この表現を問題視。このことは、他の地域にも影響力を及ぼそうとしたローマ司教に対する懸念と共に、大シスマの一因となった。

LWFはこの他、1999年には、カトリック教会と「義認の教理に関する共同宣言」に署名している。この宣言は、「信仰による義認」の本質を巡る両者の神学的相違を解決しようとするもの。その後、2006年には世界メソジスト協議会(WMC)、17年には世界改革派教会共同体(WCRC)も署名しているこの共同宣言は、カトリック教会とプロテスタントの諸教会が、「キリストを信じる信仰による神の恵みによって義とされることについて、共通の理解を明確にすることができるようになった」としている。

LWFはスイス・ジュネーブに本部を置き、ルーテル派の世界的な連合機関として1947年に設立された。現在、約100カ国150のルーテル派教団が加盟しており、加盟教団の会員数は合わせると7700万人を超える。ルーテル派は、宗教改革者のマルティン・ルーターによって生まれた西方教会(プロテスタント)の教派で、ルター派とも呼ばれる。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ルーテル世界連盟(LWF)東方正教会フィリオクェ問題大シスマニカイア・コンスタンティノポリス信条
  • ツイート

関連記事

  • 聖公会と東方諸教会が聖霊論で合意、フィリオクェ問題に共通見解示す

  • キリスト教主要5教派が参加、「義認の教理に関する共同宣言」調印20年で会合

  • 西方教会と東方正教会の違いとは? 三位一体論から人間観、救済観、復活観まで

  • ルーテルとカトリック、宗教改革記念で歴史的な共同の祈り 教皇とLWF議長が共同声明に署名

  • 宗教改革で重要な役割を果たした7人の女性たち

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.