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戦後70年安保法制

【寄稿】今こそ声を上げなかったら、いつ声を上げるのでしょう 日出忠英

2015年7月17日19時26分 執筆者 : 日出忠英
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先日、松山善三著『氷雪の門』を読みました。1945年8月15日の終戦の後、ロシア軍が樺太など日本の北方領土を占領するためになだれ込んできた時の、地獄のような様子が書かれています。

戦後70年、歴史の証人も高齢になってきましたが、こうした戦争の証言をもっともっと若い人たちが読み、知ってほしい。指導者が何と言おうとも、現実の戦争は愚かでむごたらしく、おぞましいもので、今なおその犯罪行為の責任はあいまいなままに忘れ去られようとしています。

そして今、この国の指導者たちは戦争ができる国へと着々とレールを敷いています。国会では参考人全員が違憲という判断を下したのに、危険な安保法制を通そうと躍起になり、それと並行して、教育の現場ではそのような政府の考えにそった教科書を使わせようという圧力や、また国歌、国旗に敬意を表すようにという圧力が、小・中・高からついに大学にまで及びつつあり、また戦争をするために国を経済的に支えるために、派遣という安い労働力を期限なしに使えるような法律を作り、また特定秘密保護法が施行され、マスコミに対してもさまざまに干渉し、徐々にしめつけが始まっています。国を挙げて戦争ができる体制に固めつつあります。

私たち国民が無関心でいる間に、いつの間にかそのベルトコンベアに乗せられ、戦争へと送り出されていくばかりです。国民の半数以上は政治に無関心ということです。クリスチャンはどうでしょうか。エステル記4章14節は、私たちクリスチャンに向かって今、語られているのではないでしょうか。まだ何とか自由に意見が言える今こそ声を上げなかったら、いつ声を上げるのでしょう。日本の国民が、市民が、このような日本の政治の現実に目が開かれるということは、日本の霊的な覚醒にもつながると思います。

そう考えると、クリスチャンはまさに「この時」のために残され、生かされていると言えます。当然、眠りこけてはいけないと思います。戦争をしたがっている指導者は、「国民を守るため」と言います。しかし、武力で相手を支配するのは、それによって自分たちが権力を握るためであり、権力はいつも富と結び付いています。そして、権力と富を求める者は、それによって贅沢(ぜいたく)の極み、快楽の極みをむさぼりたいという動機が隠されています。

これこそ、主イエスの荒野の誘惑の最後のものです。人間にとってこの誘惑は、抗(あらが)いがたいものです。創世記3章6節のあの誘惑のように、「まことに食べるのに良く、目に慕わしく・・・いかにも好ましかった」。その結果がどうなったかは、クリスチャンなら誰でもが、自らを含めて痛切に認めた原罪そのものです。私たちは、こうした動機から出ている、まことしやかな詭弁(きべん)を見抜き、神の子どもとして平和をつくり出す者として(マタイ5:9)、固く信仰に立って立ち向かう者として(Ⅰペテロ5:9)、今こそ声を上げる時です。

「ヒトラーの右腕だった高官が戦後の裁判でこんな趣旨の発言をしたという。『国民は戦争を望まない。しかし決めるのは指導者で、国民を引きずり込むのは実に簡単だ。外国に攻撃されつつあると言えばよい。それでも戦争に反対する者を、愛国心がないと批判すればいい』。だまされてはいけない」(2013年12月14日付東京新聞より)

(文・日出忠英=岩手県、73歳)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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