Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
戦後70年安保法制

【寄稿】今こそ声を上げなかったら、いつ声を上げるのでしょう 日出忠英

2015年7月17日19時26分 執筆者 : 日出忠英
  • ツイート
印刷

先日、松山善三著『氷雪の門』を読みました。1945年8月15日の終戦の後、ロシア軍が樺太など日本の北方領土を占領するためになだれ込んできた時の、地獄のような様子が書かれています。

戦後70年、歴史の証人も高齢になってきましたが、こうした戦争の証言をもっともっと若い人たちが読み、知ってほしい。指導者が何と言おうとも、現実の戦争は愚かでむごたらしく、おぞましいもので、今なおその犯罪行為の責任はあいまいなままに忘れ去られようとしています。

そして今、この国の指導者たちは戦争ができる国へと着々とレールを敷いています。国会では参考人全員が違憲という判断を下したのに、危険な安保法制を通そうと躍起になり、それと並行して、教育の現場ではそのような政府の考えにそった教科書を使わせようという圧力や、また国歌、国旗に敬意を表すようにという圧力が、小・中・高からついに大学にまで及びつつあり、また戦争をするために国を経済的に支えるために、派遣という安い労働力を期限なしに使えるような法律を作り、また特定秘密保護法が施行され、マスコミに対してもさまざまに干渉し、徐々にしめつけが始まっています。国を挙げて戦争ができる体制に固めつつあります。

私たち国民が無関心でいる間に、いつの間にかそのベルトコンベアに乗せられ、戦争へと送り出されていくばかりです。国民の半数以上は政治に無関心ということです。クリスチャンはどうでしょうか。エステル記4章14節は、私たちクリスチャンに向かって今、語られているのではないでしょうか。まだ何とか自由に意見が言える今こそ声を上げなかったら、いつ声を上げるのでしょう。日本の国民が、市民が、このような日本の政治の現実に目が開かれるということは、日本の霊的な覚醒にもつながると思います。

そう考えると、クリスチャンはまさに「この時」のために残され、生かされていると言えます。当然、眠りこけてはいけないと思います。戦争をしたがっている指導者は、「国民を守るため」と言います。しかし、武力で相手を支配するのは、それによって自分たちが権力を握るためであり、権力はいつも富と結び付いています。そして、権力と富を求める者は、それによって贅沢(ぜいたく)の極み、快楽の極みをむさぼりたいという動機が隠されています。

これこそ、主イエスの荒野の誘惑の最後のものです。人間にとってこの誘惑は、抗(あらが)いがたいものです。創世記3章6節のあの誘惑のように、「まことに食べるのに良く、目に慕わしく・・・いかにも好ましかった」。その結果がどうなったかは、クリスチャンなら誰でもが、自らを含めて痛切に認めた原罪そのものです。私たちは、こうした動機から出ている、まことしやかな詭弁(きべん)を見抜き、神の子どもとして平和をつくり出す者として(マタイ5:9)、固く信仰に立って立ち向かう者として(Ⅰペテロ5:9)、今こそ声を上げる時です。

「ヒトラーの右腕だった高官が戦後の裁判でこんな趣旨の発言をしたという。『国民は戦争を望まない。しかし決めるのは指導者で、国民を引きずり込むのは実に簡単だ。外国に攻撃されつつあると言えばよい。それでも戦争に反対する者を、愛国心がないと批判すればいい』。だまされてはいけない」(2013年12月14日付東京新聞より)

(文・日出忠英=岩手県、73歳)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • 日本基督教団、「戦後70年にあたって平和を求める祈り」を発表 安保法案や沖縄にも言及

  • 安保法案、衆院本会議可決も「絶望しない」 憲法学者の稲正樹氏「聖書に固く立って平和憲法を次世代に」

  • 日本聖公会の東京教区教役者有志や正義と平和委員会、安保法案の撤回・廃案求め緊急声明

  • カトリック司教協議会の岡田会長「強行採決は大変残念」「強い不安」

  • 「心から恥ずかしく思う」 同志社大職員有志が安保法案支持の学長を批判

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.