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公衆の場で聖書読み上げた米牧師の裁判始まる

2013年8月12日21時44分
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 【CJC=東京】米カリフォルニア州へメットで2011年2月、ブレット・コロネード牧師とマーク・アレン・マッキー牧師が、自動車登録所(DMV)脇で、聖書を大声で読み上げていたところ、警察がマッキー牧師を逮捕、聖書を押収した。続いてコロネード牧師も逮捕された。この事件の裁判が8月5日始まった。

 「信仰と自由擁護者」という信教の自由専門の非営利法律事務所が弁護に当たっている。2人は公有財産の上で信仰を示しただけのことだ、と言う。現場は登録所入り口から10メートルほどの所だった。

 早朝、登録所が開くのを待って並んでいる人たちに向かって2人が聖書を読み上げていた。守衛がマッキー牧師に移動するよう促したが、2人は、聖書を読むのは憲法修正第1条に定められた権利だと主張、読み上げを続けた。

 州警察のダリン・マイヤー警部が10分後に到着、マッキー牧師の聖書をつかみ、牧師に手錠を掛けた。「囚われの聴衆」(いやでも聞かなければならない聴衆)に伝道出来ないようにしたものだと言う。

 警察側は2人が国有財産に侵入しており、これは、デモや集会を行うには許可が必要と定めたカリフォルニア州行政法違反だと主張する。

 聖書を読み上げることはデモではない、と警察を批判する声も上がった。弁護側は、逮捕当時に登録所は閉まっており、また州法は「囚われの聴衆」に語りかけることを禁止してはいない、と主張している。

 有罪となると、禁固最高90日、罰金400ドル(約3万9000円)に処せられる可能性がある。



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