【CJC=東京】英国国教会の首座大主教で世界聖公会共同体(アングリカン・コミュニオン)の霊的最高指導者第105代カンタベリー大主教に選任されたジャスティン・ウェルビー前ダラム主教(57)の就任式が3月21日、英イングランド南東部カンタベリーにある大聖堂で行われた。
式典にはチャールズ皇太子、デービッド・キャメロン首相など政界、国教会などの指導者2000人が参列した。世界教会協議会(WCC)のオラフ=フィクセ・トゥベイト総幹事も出席した。
式典では、インド・パンジャブ地方の音楽や西アフリカで行われているドラム演奏、フランス語による祈りやオルガンの即興演奏など、歴代の就任式とは異なる工夫も見られた。
英国国教会はWCCの設立メンバーでもあるところから、トゥベイト総幹事は「ウエルビー大主教が、世界規模のアングリカン・コミュニオンを主導することに期待する。アングリカンの伝統と教会共同体が、これまでと同様にエキュメニカル(教会一致を目指す)運動に重要な貢献をすることを願う。WCC加盟諸教会を代表して、わたしたちの相互の関係強化のために、平和、正義、和解と宗教間対話へ向かっての努力を強化するために、大主教との協働を期待する」と語った。
ウェルビー新大主教は元石油会社役員。式典後、「この大聖堂は音響がとても素晴らしいね」とおどけてみせた、とAFP通信。
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