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組織的犯罪、南米大陸に蔓延

2012年6月6日16時19分
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ミチョアカン州アパチンガンで警備をするメキシコ軍の様子+
 暴力団、麻薬取引組織が南米大陸を土壌により力強く蔓延していることが最近の調査報告により明らかになった。5日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。南米大陸全土で問題となっている脆弱で欠陥のある法制度や刑務所が満員状態となっていること、大衆層に貧困問題が蔓延していることが、南米での組織的犯罪の蔓延、および組織の活動活性化に寄与しているという。
 
 メキシコミチョアカン州では、5カ所の物資配給センターで建物の襲撃に遭い、運送トラック数十台が焼かれる攻撃が生じた。同州広報担当者のジュリオ・ヘルナンデス氏によると、同事件は麻薬犯罪組織による組織的な犯行であったと考えられるという。

 AP通信では、メキシコの麻薬カルテルは、中小企業のセキュリティを確保することと引き換えに、過剰な料金を請求し、これらの企業が存在する都市を麻薬カルテルの統制下に置いていることを報じている。

 南米大陸の組織的犯罪を調査分析する組織インサイト・クライムによると、麻薬貿易組織はメディアに対しても、メディアが麻薬貿易組織について報じるのを抑圧する方法を模索しているという。

 4月28日には、メキシコ人の記者レジーナ・マルティネツさんがメキシコベラクルス州州都ハラパで自宅に帰宅する途中の道で死体となって発見されている。インサイト・クライムによると、地方自治体さえも麻薬犯罪組織による組織的犯罪について詳しく調査することには及び腰であるという。レジーナさんの殺害については、彼女による麻薬犯罪組織に関する詳細な記事が殺害しようとするきっかけになったのではないかとインサイト・クライムは分析している。

 レジーナさん殺害事件のような事件はメキシコでは頻繁に生じており、メキシコの麻薬犯罪組織について詳細に報道した多くのジャーナリストたちがメキシコ国内で殺害されているという。インサイト・クライムによると、昨年9月にはメキシコ国内のソーシャルメディアを利用したブロガーさえも麻薬犯罪組織の実態についてブログ上で公開したことを理由に殺害される事件が生じたという。麻薬犯罪組織によって殺害された遺体の近くには「ソーシャルメディアやオンライン掲示板を用いて麻薬犯罪組織を非難する書き込みをするいかなる者も殺害する」という脅迫文が残されていたという。

 フォーブズ誌では、メキシコシナロア州カルテル組織指導者でメキシコ最大の麻薬王といわれるホアキン・グズマン容疑者が世界で最も力のある人々のうちの一人として発表されており、同容疑者はアップルCEOのティム・クック氏より高いランク付けになっている。同誌によると、グズマン容疑者の2012年3月時点の純資産額は十億ドルにもなるという。

 麻薬犯罪組織はメキシコ以外の南米大陸全土の国々にも深刻な影響をもたらしている。麻薬犯罪組織が中小企業に手数料を支払うように強要し、手数料を受けることで中小企業が攻撃されず、安全に経営できるような状態になっているという。

 特に民間運送会社が麻薬犯罪組織のターゲットとなりやすい傾向にあり、バスの運転手に対し、「手数料」を支払わなければ、バスを攻撃し、殺害するという強迫を受けることもあるという。2010年6月には、麻薬犯罪組織が民間バス運営会社が、同組織に手数料を支払うことを拒否した結果、同バス会社のバスを乗客がまだ乗っている状態で、犯罪組織が放火する事件が生じた。同事件で乗員乗客14名が死亡し、16名が負傷したという。

 今年3月には、エルサルバドル大統領のマウリシオ・フネス氏が麻薬犯罪組織との交渉に合意して、同国の刑務所で麻薬犯罪組織に属する囚人に良い境遇を与えることで、同国に蔓延する暴力問題を麻薬犯罪組織が統制するようにしたとの噂が生じた。国連によると、エルサルバドルは中南米諸国のうちでも最も殺人事件の発生頻度が高いという。

 同国の新聞「エル・ファロ」によると、3月には数人の高い位に位置する麻薬組織指導者らが大統領との交渉の結果セキュリティの厳重な刑務所からセキュリティの弱い施設に移動したという。大統領と麻薬犯罪組織による国家的な犯罪率削減による交渉の後、同国の犯罪率は59パーセント以上減少したという。

 一方フネス大統領は、同紙の報道を否定しており、同政府は「刑期を終えて社会復帰するための活動プランを実行しているだけである」と主張している。メキシコの大統領候補エンリケ・ペニャ=ニエト氏も、同様な協定を麻薬犯罪組織と結ぼうとしているという噂が生じている。フォックスニュースによると、エンリケ氏は同件について問われた際、コメントを控え「私の政策目標はわが国での暴力削減にあります」と答えるのみに留まったという。

 同様に麻薬犯罪組織の蔓延に苦しむコロンビアでは、FARC(コロンビア革命軍)が同国の麻薬密輸入や外国人や軍人の誘拐、強奪事件に組織的に関わっているといわれている。インサイト・クライムによると、2008年にFARC軍事指導者のペドロ・アントニオ・マリン氏が死去してからますます政治的影響力を高めるようになってきたという。

 2008年以来FARCは数十人の誘拐した人質を解放しており、コロンビア政府との和解策を始めているという。今年2月にはFARCは物資強奪のための誘拐行為から手を引くことを宣言したものの、コロンビア政府とFARCの摩擦は未だに継続して生じている状態にあるという。

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