18日から19日にかけて、世界教会協議会(WCC)総幹事のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事はルーマニア中心部の都市シビウにあるアウクスブルク信仰告白ルーテル教会指導陣らと会合を行った後、同国北西部の都市クルージにあるルーマニアルーテル福音教会および改革教会指導陣らと会合を行った。
トゥヴェイト総幹事は「ルーマニア諸教会の存在力はとても強いものがあります。日常生活の多様な側面において重要な役割を果たしています。ルーマニアでは多くの面で教会生活が影響を与えてきました。またその影響は欧州のその他地域の文化にも影響を与えていきました。しかしながら、欧州社会全体の深刻な問題として、欧州域内で多才な人材が欧州以外の国々へ流れていってしまうという問題があります。この問題は欧州諸教会にも深い問題を投げかけています」と述べた。
ルーマニア諸教会指導陣との複数回の会合を通して共通の結論となったことは、WCC加盟諸教会における団結と実際的な協力関係が、キリスト教宣教支援やルーマニア国家全体の社会ミニストリー支援のために必要不可欠であるということであったという。
ルーマニア首都ブカレストでは、トゥヴェイト総幹事がルーマニア大統領トライアン・バセスク氏と公式に会談を行った。会談の中でトゥヴェイト総幹事は国家と教会の関係について、ルーマニア諸教会とWCCの諸教会一致に向けた役割について説明した。バセスク大統領は、トゥヴェイト総幹事の来訪を受け、ルーマニア正教会がルーマニア国家に果たしてきた役割の重要性を強調し、ルーマニアの他教会とも良い関係を保ってきたことを伝えた。
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