Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

インテリジェント・デザイン(知的設計)論が意味すること

2005年9月15日09時04分
  • ツイート
印刷

最近米国では、ダーウィンの進化論に対して、何らかの「知的設計」によって人間が生まれたとする「インテリジェント・デザイン:知的設計」論が台頭している。知的設計論は、「自然は非常に複雑で、ダーウィンの進化論が主張する無作為の自然淘汰(とうた)で説明することはできない」として、高度な「何らかの意図をもった知性=知的設計者」が介在しているとする考え方であり、すでに米国の一部の州教育委員会では、こうした反進化論的な知的設計論を採用し始めている。

進化論の登場以来、近代科学の発展と伴って聖書が語る創造論はその根拠と価値を失い、多くの人々が信仰を捨てるに至った。今回、進化論の対抗馬として現れた知的設計論は「科学の洗礼を受けた創造論(科学的事実を否定しない創造論)」として多くの未信者や無神論的な科学者を納得させると期待されている。特に知的設計論ではこの知的設計者を「神」と表現していないことから、科学的根拠を持つ理論として広く一般に受け入れられはじめている。

では、この知的設計論が我々クリスチャンにとって意味するところは何であろうか。神の創造を疑わず、この世界は決して偶然な自然淘汰でなく、神のご計画と摂理に従って造られ守られる世界であることを信じている我々にとっては、その「事実」を多くの未信者に伝えるための強力な武器を手に入れたことになる。無神論者や神を信じない人々を、知的設計論を通して、「神」の存在、あるいは神とまでは言わないが、この世界の根本となる絶対的な存在に気づかせることが出来る。知的設計論の登場によって我々の持つ理性と知識で、「神」の存在を理性的に認知し得る時代になったと言える。まさしく使徒パウロが「神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません。」(ローマ1:20)と証している通りであろう。科学が発展し、人々の意識が成長するにつれ、むしろ「神」の存在を否定する弁解の余地がなくなるのではないだろうか。この壮大で美しい自然、宇宙を調べることで、我々をお造りになり養ってくださる「神」をより深く感じることができる。まるで詩篇の記者が「昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくてもその響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう。」(詩篇19編)と詠ったように、すべての被造物が創造主なる「神」を賛美し、我々に創造主の知識を伝えているではないだろうか。

今回の知的設計論に関する一連の論争は多くの人々に「神」の存在を深く考えさせる契機になった。しかし、この新しい理論は完全に「神」の創造を知らせているわけではなく、あくまで学説であることを忘れてはいけない。自然神学による神の推察はすでに古代ギリシャ時代から考えられてきたことである。人類は昔も今も永遠に変わらない究極の真理を求める存在である。この世のすべての学問、哲学は人類存在の根源である「神」を探る努力の結果といっても過言ではない。人類は堕落以降、「神」と対敵しながらもその霊はいつも「神」を捜し求めている。数知れない知者たちが計り知れない年月をかけて得ようとしても得ることが出来なかった真理、それは「神が存在する」ということよりは、「神はどういう方か」についてである。残念ながら知的設計論がその根本的な答えを与えてくれるわけではない。

では、誰もが手にしたいと願っている真理は一体どこにあるのだろうか。キリストを信じるクリスチャンはなんと幸せなのだろうか。我々クリスチャンは、この話を知っている。2000年前ユダヤのある青年の話を。彼は漁師らに教え、貧しい人々を愛し、多くの病人を癒し、らい病人を抱き、罪びとを赦した。すべての人々の罪を背負って十字架に処せられた。パンを裂き、多くの人に分け与えるように、裂かれて血を流す彼の死が我々に命を与えた。十字架の事件は「神」自らがご自身を表した啓示の出来事であった。イエス・キリストに召された我々に表してくださった神の姿、十字架と復活、キリストの犠牲と謙遜、これこそが数多くの人々が捜し求めていた真理だったのである。我々に示してくださった「神」の在り方は「愛」であった。

神の示してくださった真理は人々の知識や理性で把握することが出来ない。愛は知識や論理や分析で説明できるものではないからだ。だからこそ我々は伝えなければならない。我々を救うために低くなられた神、我々を救うためにご自身の命までも犠牲された神を。その「知的設計者」とは、愛の神であることを。愛によって世界は創造されたことを。愛によって創られた我々は一人一人神の形にかたどられた、大切な神の愛のパートナーであることを。知的設計論が主の道を整えるバプテスマ・ヨハネの役割をするなら、神を知る者は、力強く、我々に働かれる愛の神について語るときである。我々が知っている「神」の秘密を、真理を求める多くの人々に語り伝えるときである。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.