Skip to main content
2025年7月3日23時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

インテリジェント・デザイン(知的設計)論が意味すること

2005年9月15日09時04分
  • ツイート
印刷

最近米国では、ダーウィンの進化論に対して、何らかの「知的設計」によって人間が生まれたとする「インテリジェント・デザイン:知的設計」論が台頭している。知的設計論は、「自然は非常に複雑で、ダーウィンの進化論が主張する無作為の自然淘汰(とうた)で説明することはできない」として、高度な「何らかの意図をもった知性=知的設計者」が介在しているとする考え方であり、すでに米国の一部の州教育委員会では、こうした反進化論的な知的設計論を採用し始めている。

進化論の登場以来、近代科学の発展と伴って聖書が語る創造論はその根拠と価値を失い、多くの人々が信仰を捨てるに至った。今回、進化論の対抗馬として現れた知的設計論は「科学の洗礼を受けた創造論(科学的事実を否定しない創造論)」として多くの未信者や無神論的な科学者を納得させると期待されている。特に知的設計論ではこの知的設計者を「神」と表現していないことから、科学的根拠を持つ理論として広く一般に受け入れられはじめている。

では、この知的設計論が我々クリスチャンにとって意味するところは何であろうか。神の創造を疑わず、この世界は決して偶然な自然淘汰でなく、神のご計画と摂理に従って造られ守られる世界であることを信じている我々にとっては、その「事実」を多くの未信者に伝えるための強力な武器を手に入れたことになる。無神論者や神を信じない人々を、知的設計論を通して、「神」の存在、あるいは神とまでは言わないが、この世界の根本となる絶対的な存在に気づかせることが出来る。知的設計論の登場によって我々の持つ理性と知識で、「神」の存在を理性的に認知し得る時代になったと言える。まさしく使徒パウロが「神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません。」(ローマ1:20)と証している通りであろう。科学が発展し、人々の意識が成長するにつれ、むしろ「神」の存在を否定する弁解の余地がなくなるのではないだろうか。この壮大で美しい自然、宇宙を調べることで、我々をお造りになり養ってくださる「神」をより深く感じることができる。まるで詩篇の記者が「昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくてもその響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう。」(詩篇19編)と詠ったように、すべての被造物が創造主なる「神」を賛美し、我々に創造主の知識を伝えているではないだろうか。

今回の知的設計論に関する一連の論争は多くの人々に「神」の存在を深く考えさせる契機になった。しかし、この新しい理論は完全に「神」の創造を知らせているわけではなく、あくまで学説であることを忘れてはいけない。自然神学による神の推察はすでに古代ギリシャ時代から考えられてきたことである。人類は昔も今も永遠に変わらない究極の真理を求める存在である。この世のすべての学問、哲学は人類存在の根源である「神」を探る努力の結果といっても過言ではない。人類は堕落以降、「神」と対敵しながらもその霊はいつも「神」を捜し求めている。数知れない知者たちが計り知れない年月をかけて得ようとしても得ることが出来なかった真理、それは「神が存在する」ということよりは、「神はどういう方か」についてである。残念ながら知的設計論がその根本的な答えを与えてくれるわけではない。

では、誰もが手にしたいと願っている真理は一体どこにあるのだろうか。キリストを信じるクリスチャンはなんと幸せなのだろうか。我々クリスチャンは、この話を知っている。2000年前ユダヤのある青年の話を。彼は漁師らに教え、貧しい人々を愛し、多くの病人を癒し、らい病人を抱き、罪びとを赦した。すべての人々の罪を背負って十字架に処せられた。パンを裂き、多くの人に分け与えるように、裂かれて血を流す彼の死が我々に命を与えた。十字架の事件は「神」自らがご自身を表した啓示の出来事であった。イエス・キリストに召された我々に表してくださった神の姿、十字架と復活、キリストの犠牲と謙遜、これこそが数多くの人々が捜し求めていた真理だったのである。我々に示してくださった「神」の在り方は「愛」であった。

神の示してくださった真理は人々の知識や理性で把握することが出来ない。愛は知識や論理や分析で説明できるものではないからだ。だからこそ我々は伝えなければならない。我々を救うために低くなられた神、我々を救うためにご自身の命までも犠牲された神を。その「知的設計者」とは、愛の神であることを。愛によって世界は創造されたことを。愛によって創られた我々は一人一人神の形にかたどられた、大切な神の愛のパートナーであることを。知的設計論が主の道を整えるバプテスマ・ヨハネの役割をするなら、神を知る者は、力強く、我々に働かれる愛の神について語るときである。我々が知っている「神」の秘密を、真理を求める多くの人々に語り伝えるときである。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(7月3日):コンゴ民主共和国 戦火の中、詩篇91篇にすがるキリスト者たち

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.