Skip to main content
2026年1月25日19時30分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. 政治

入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」 根底に流れるキリスト教信仰

2021年6月12日14時20分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:難民移民
入管告発映画「牛久」、全国で公開 トーマス・アッシュ監督「人権侵害を受ける被収容者の声届けたい」+
茨城県牛久市の東日本入国管理センター(牛久入管)に収容された複数の在日外国人が実名顔出しで不正義を訴えるドキュメンタリー映画「牛久」

茨城県牛久市の東日本入国管理センター(牛久入管)に収容された複数の在日外国人が実名顔出しで不正義を訴えるドキュメンタリー映画「牛久」が、ドイツで開かれた日本映画祭「第21回ニッポン・コネクション」のドキュメンタリー部門でニッポン・ドックス賞を受賞した。映画を手掛けたのは、在日歴18年の米国人ドキュメンタリー映画監督であるトーマス・アッシュさん。牧師を父に持つトーマスさんは、日本聖公会聖オルバン教会の信徒だ。クリスチャンの友人らとボランティアで牛久入管を訪れる中、「この現状を変えるにはどうすればよいか、自分にできることは何か」と考え、本作を制作したという。

映画は、撮影が禁止されている収容所の面会室に隠しカメラを持ち込み、長期間収容されている外国人の被収容者ら9人の証言を撮影したものだ。証言が公開されることは被収容者にとっても大きなリスクになり得るが、一人一人から同意を得て公開にこぎ着けたという。収容所でどのような心理的・身体的状況に置かれているかを、それぞれの被収容者が自分自身の言葉で語る。無期限の収容、貧弱な医療体制、そして暴力――。その表情や声、話し方に表れる感情は、従来の取材方法では伝えきれなかった彼らの心からの訴えを映し出す。

トーマスさんはこれまでも、主要メディアがタブー視してきたテーマをあえて選び映画化してきた。東日本大震災で起きた福島第1原発事故の11日後から現地で取材を行い、甲状腺にのう胞やしこりが発生したことが検査で分かった子どもたちを追ったドキュメンタリー作品「A2ーBーC」(2013年)などが知られている。

第21回ニッポン・コネクションでの映画公開に先立ち、5月20日にはトーマスさんと映画に登場する元被収容者2人が日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を開いた。会見では予告編を上映し、作品についての質疑に答えた。

元被収容者の一人、デニズさんはトルコ出身のクルド人。07年に来日し、11年に日本人女性と結婚。最後に入管に収容されていた期間は3年で、入管職員から暴行を受けたという。違法行為はなかったと主張する国を相手取り現在、訴訟を行っている。デニズさんの弁護士が裁判所に請求して開示された収容所内の記録動画は、19年にテレビや新聞で大きく報道された。会見では「精神的暴行、いじめ、いっぱい、いっぱい、ありました」と訴えるとともに、「国(トルコ)で殺されないようにここに来た」と来日した経緯を説明。暴行を受けた人は自分だけではなく他にも多くいると言い、この映画で自分たちの心が伝わると思うと語った。

入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」 根底に流れるキリスト教信仰
映画「牛久」でインタビューに応じる被収容時のルイスさん(写真:トーマス・アッシュさん提供)

中央アフリカのクーデター未遂事件に巻き込まれ、02年に日本に逃れてきたルイスさんは、来日してから7日後に証拠を添えて難民申請をした。しかし申請は通らず、2年後に収容された。仮放免中に出会った日本人女性と09年に結婚したが、入管職員は妊娠していた女性に対し「(ルイスさんは)ビザを取得さえすれば離婚する」などと言い、離婚や堕胎を勧めるなどしたという。「彼らは、私が日本にいる理由を壊そうとします。とにかく強制送還になるように、あらゆる手を尽くすわけです」。ルイスさんの収容年数は計7年に及ぶが、多くの被収容者が報復的措置を恐れて収容所内の経験を語れず、メディアでも内実がほとんど取り上げられていない現状があると訴えた。また、入管難民法改正案の今国会成立が見送られたことにも触れ、「法律を変えても入管のやり方を変えなければ状況は改善されない」と語った。

トーマスさんは会見で、インタビューに応じたすべての被収容者から撮影と映画公開について同意を得ていることを何度も強調した。これは映画に関して誤った情報がネット上に流れ、支援者らの中にも一部で反対する人がいるからだ。トーマスさんらは会見で、映画の妨害ではなく、本来の支援活動に時間と労力を使ってほしいとし、支援者同士が分断することこそ入管の思うつぼだと訴えた。

ネットで拡散された誤情報は、映画に登場するAさんについて、本人の同意なく映画が公開されたというものだった。しかし、今月1日になってAさん本人が声明を発表し、映画の出演に同意していたことを自ら明らかにした。その後、トーマスさんは映画の公式サイトに一連の経緯を説明する声明を掲載。批判は真摯(しんし)に受け止めるとしつつ、「Aさんはじめ現状の入管法によって苦しんでいる皆様のことを思い、祈り続けます。彼らの声が世界に届き、人権が守られる日本社会となるよう願っております」と述べている。

入管告発ドキュメンタリー映画「牛久」 根底に流れるキリスト教信仰
被収容者からの電話に応答する映画「牛久」監督のトーマス・アッシュさん(写真:同上)

映画に登場する被収容者の中にはクリスチャンもおり、作中で交わされるトーマスさんとの会話の中には、復活祭を祝い、神の祝福を願い、イエス・キリストの名で祈る主にある兄弟姉妹としての姿も垣間見ることができる。

トーマスさんは、被収容者の支援を行う他のクリスチャンと会う中で、「キリストの愛を経験するのに、必ずしも教会の中にいる必要はないと気付かされます」と話す。支援者仲間である聖公会のシスターはそれを「恵みの交換」と呼ぶという。「その交換は面会室でなされるのですが、私が今まで教会で得たどんな経験よりも聖なるものでした」とトーマスさんは言う。

「牛久収容所やその他の施設で見た、強くそして尽きることのない被収容者のクリスチャンたちの信仰は、この映画を作る中で強く感じたテーマの一つです。ノンクリスチャンの人たちには、彼らの信仰が戸惑いにならないよう願っていますが、そのようなものを進んで受け入れる人たちのために、彼らの信仰を必ず映画の中に入れたいと思いました。彼らの信仰が、この映画を見るキリストにある兄弟姉妹にとって、対話を呼び、一つに結び付けるものとなるように願っています」

■ 映画「牛久」公式サイト

関連タグ:難民移民
  • ツイート

関連記事

  • 入管難民法改定案に人道的見地求める WCRP日本委が声明

  • カトリック難民移住移動者委など5団体、コロナ感染防止で「入管収容に関する緊急共同要請」

  • 入管収容所の非欧米クリスチャンとの面会ルポ(1)品川入管「家族と一刻も早く一緒に暮らせるよう祈ってほしい」

  • 入管収容所の非欧米クリスチャンとの面会ルポ(2)自由裁量の入管法と聖書に挟んだ娘の写真

  • 入管収容所の非欧米クリスチャンとの面会ルポ(3)牛久からの手紙

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 「われわれは暗闇の中にいる」 抗議デモの拡大に伴うイラン人キリスト教徒の恐怖と孤立

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(240)一神教と多神教の違いを軽率に扱いたくない 広田信也

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • ワールドミッションレポート(1月25日):ジンバブエ 闇を照らす「紙の宣教師」

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • ドニー・マクラーキン牧師の件で日本の皆さんに伝えたいこと

  • ナイジェリアで武装集団が複数の教会を襲撃、信者ら160人以上拉致か

  • 山上徹也被告に無期懲役の判決 安倍晋三元首相銃撃事件

  • ドニー・マクラーキン牧師の件で日本の皆さんに伝えたいこと

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 「われわれは暗闇の中にいる」 抗議デモの拡大に伴うイラン人キリスト教徒の恐怖と孤立

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • カトリックとプロテスタントが合同開催 キリスト教一致祈祷週間、18日から

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 山上徹也被告に無期懲役の判決 安倍晋三元首相銃撃事件

  • 同志社前総長の大谷實氏死去、91歳 犯罪被害者支援に尽力

  • いのちのことば社元職員が不適切な会計処理、数千万円規模か 社長は引責辞任へ

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • ドニー・マクラーキン牧師の件で日本の皆さんに伝えたいこと

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • 日本聖書神学校、2026年度から「基礎科」新設

編集部のおすすめ

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.