【パリ=ENI・CJC】フランスのカトリック団体「CCFD(カトリック飢餓対策・開発委員会)」が、国連の武器貿易条約に、兵器根絶を盛り込むよう求める運動で「国際アムネスティー」や救援団体「オックスファム」と協力することになった。
通常兵器の輸出入及び移譲に関する国際条約の存在しないことで、毎年数千もの生命が奪われ、多くの国で開発・発展が妨げられている。「最も厳しい基準に適合するような、壮大でかつ可能な条約が必要だ」とCCFD平和・紛争問題支援担当のゾベル・ベハラル氏は言う。
CCFDはフランス最大のNGO(非政府関係組織)の一つ。現在、国連が7月締結を目指して準備を進めている武器貿易条約のためニューヨークでロビー活動を行っている。
「民間人に対して使用されるという重大な危険性のある地域への武器移送阻止に国際的な合意を確保するための歴史的な機会となった」とCCFDなどの関係者は語る。核、化学、生物兵器を除く通常兵器が武器貿易の大半を占めており、その地球規模の拡大がさらに加速し、民間人の危険を増加させている、という。
国際アムネスティの調べでは、1500人以上が毎日、武力抗争で死んでおり、約30万人が、武力抗争以外に、通常火器の犠牲になっている。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目
-
英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増
-
聖なる励まし 穂森幸一
-
元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也
-
綱渡りのような人生 菅野直基
-
南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援
-
旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」
-
キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣
-
ワールドミッションレポート(12月15日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(2)
-
元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも
-
2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目
-
映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く
-
「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」
-
日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも
-
英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け
-
京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から
-
【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』
-
ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加
-
東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏















