アジアを歴訪中の米国のヒラリー・クリントン国務長官が20日夜、最後の訪問国となる中国の北京に到着した。21日午前には中国の楊潔●外相と会談、同日午後には温家宝首相、胡錦濤国家主席と相次いで会談する。日曜日となる22日には、北京市内のキリスト教会を訪問、礼拝をささげる。
教会への訪問は、同国に対して宗教の自由の重要性を訴えるものと考えられるが、米国務省は、今回の教会訪問はあくまでも私的なものだとし、その様子はメディアには公開されないとしている。
中国の教会へは昨年8月、北京五輪の開幕式に出席したジョージ・ブッシュ前米大統領が日曜日の礼拝に出席。その様子はメディアにも公開され、前大統領は「神は普遍的だ。いかなる国も、男性も、女性も、信仰の自由の影響を恐れてはならない」などと中国政府に対して信仰の自由をアピールした。
●=竹かんむりに褫のつくり