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メガチャーチ成長の「鍵」を探って

2005年8月3日13時21分
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【ロサンゼルス3日CT】「単独で会員数1万人以上」と定義されるメガチャーチの多くが米国で安定した成長を続けていることが、米ハートフォード神学大(コネチカット州)の研究チームの発表で分かった。同チームはメガチャーチについて「建物の規模が成長の秘訣ではない」としている。

スコット・タマー・チーム代表(同大社会学教授)の分析によると、教会員を着実に増やす教会は、訪問者や信徒の訓練に力を入れている。気軽に立ち寄った訪問者を熱心な信徒に育てる方法を心得ていることも特徴だ。タマー教授は「これこそ、われわれクリスチャンがするべきことだ」と強調した。

小規模の教会ほど、伝道や訓練に対する意欲に欠けるという。「信徒数の少ない教会は、“新来者も自然と福音について知るようになる”という根拠の無い期待を抱いている。だが、これは社会で通用しない」とタマー氏。

タマー氏は所属するハートフォード宗教研究所で1988年に研究を開始し、これまでに国内800以上のメガチャーチに関するデータを収集した。先月末には数千人規模の教会1500カ所の情報を集め、会員数を着実に増やす教会の成長の秘訣について調査した。

同チームの研究によると、「メガチャーチ」に関する情報の多くは訪問者の感想や想像も含まれている。同チームは5年前、今回と同じ調査を行った。結果を比較対照し、メガチャーチの現状と変化に注目した。

タマー氏は、変容する社会に対する敏感さと適応性が教会成長の秘訣の一要因と仮定している。
「最近は、学校や商店などでも、大規模な機関に安心感を抱く傾向が強い。社会の中では、会員数40人程度の教会に通うことは魅力的ではない」

コンテンポラリー・ミュージックと呼ばれるポップ系キリスト教音楽もメガチャーチの要素だ。ビデオ映像やコンピュータ技術を活用した礼拝や集会への需要は高い。同チームが過去に実施した調査では、集会でのエレキギター類の使用が教会成長と関係するという結果が出た。大規模な教会には、エレキギター、ドラム、電子キーボードを使ったバンドによる賛美が必ずいるという。

だが、タマー氏は「これらは付加的要素に過ぎない」と付け加えた。「メガチャーチの形態は近い将来、多くの教会で試されるはず。教会規模や文化的影響、信徒獲得のために教会はどこも厳しい時代だ」

「メガチャーチと一般的な教会の違いは明白だ。一般的な教会は基本的に日曜日しか集まらない。一方、メガチャーチは“週7日制教会”だ。霊的必要だけでなく、人間のあらゆる必要を満たすことができるようになっている」

例を挙げると、礼拝堂や祈祷室以外に、トレーニング室や食堂、学校、離婚者向けのカウンセリングルームを備えている。テキサス州ヒューストンのブレントウッド・バプテスト教会内にはファーストフード店のマクドナルド、バスケットボール用コート、エアロビクス・スタジオ、コンピュータ・ルーム、パーティールーム、60以上の教室がある。伝道のために、教会が生活の全ての要素に着目しているという。

だが、これらの要素もまた流動的で変化を続けている、とタマー氏は語った。「礼拝に正装を要求しない教会、席上献金を行わない教会もある。メガチャーチのあり方を疑問視する人もいないわけではない」。メガチャーチの方法が最良ではなく、多様な人々が多様な教会に、多様な理由でそれぞれ導かれる。

15年間の研究で同チームが明確に打ち出せた結論は、「メガチャーチを好む人と嫌う人が存在し、そこを好むか離れるかということ」に留まっているという。

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