行動と価値観の共通項を見出そうと、宗教指導者らが集まって意見を交わす国際会議が7日、スイス・ジュネーブで開幕した。WCC主導で行われる、超宗教的な活動は過去30年間で初。副題は「超宗教対話の瀬戸際で」。
開幕に伴い、会議を運営する世界教会協議会(WCC)のカソリコス・アラム1世は「互いに高めあい共存する姿勢こそ、今回の対話が価値ある連携を生み出す鍵となる」と語った。
この会議には、キリスト教徒以外に、イスラム教、ユダヤ教、仏教、ヒンズー教をはじめ各界の宗教指導者、学者、人権運動家、人道支援団体職員、ジャーナリスト、また有識者ら120人以上が参加している。
アラム1世は、国際化社会の中で、適切かつ信頼価値のある宗教間対話の機会、また対話以上の連帯が、これまでになく必要とされていると強調した。「国際化」の名の下、地理や文化、政治経済や民族の境界線が破壊されていると指摘、危機感さえ感じさせると述べた。その上で、人々が国際化に対して抵抗するかのように、宗教に自我を求めていると説明した。
アラム1世は「興味関心ではなく、価値観の共有を超宗教的連帯の行動指針としたい」と話した。
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