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米福音派メガチャーチ、子教会設置相次ぐ

2005年5月23日17時00分
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米テキサス州で教会が帯状に集中する地域(バイブルベルト)では、教会が物的、霊的に満たされている。同地域で最大のレイクウッド教会には、交通の不便さにもかかわらず毎週3万人以上の信徒が訪れる。

同教会のジョウェル・オースティン牧師は、教会主任となった1999年当時と比べて4倍の信徒数を得た。最近ではテレビによる礼拝放送を開始し、礼拝番組の視聴者数は700万人ともいわれている。教会の社会的貢献度も、規模に見合ったものとなっている。昨年、同教会の財団が外部に寄付した額は5500米ドルに達した。強固な資金力を土台に、オースチン牧師は05年内に9000万ドルを投じてヒューストン市街地にある「コンパックセンター」を大手パソコン会社「コンパック」から買収、収容人数1万6000人のメガチャーチ(大教会)に改築する計画を発表している。計画が実現すれば、この新しい教会はオースティン牧師のテレビ礼拝の拠点となるほか、5000人の子供たちのための教会学校として使用される。オースティン牧師は信徒数が10万人に達する日もそう遠くはないのではと語っている。

このように「成功した」福音派教会が各地に子教会を建設する事例が増えている。今年、米南部バプテスト連盟は「利潤を生み出す市場戦略」に基づいて、傘下の1800教会を「変容」させる計画を打ち出した。同連盟広報官のマーティン・キング氏は「牧畜をする人々のためのカウボーイ教会、バイク愛好家たちのためのモーターサイクル教会などをやってみたい」と語った。

企業戦略に詳しいペンシルベニア州立大・社会経済学教授のローザ・プリング氏は「福音派教会の企業的成長戦略は、宗教市場に大きな利益をもたらす」とみている。同氏は福音派のメガチャーチの成長をカトリックやメソジストなどメインライン(伝統的)教会の衰退と比較分析した。カトリックは米国内でまずまずの成長を遂げてきたが、これはメキシコなど南米からの移民が増加したことに起因しており、実際は停滞・衰退期に入って久しいという。聖職者による性的虐待スキャンダルや財政難の影響も大きい。閉鎖に追い込まれる教会や学校が多いことは、カトリック教会の実状をよくあらわしている。20世紀に米国を導いたプロテスタントのメインライン教会も、米自動車メーカーGMの衰退と足並みを揃えている。

一方、組織的、神学的にほどよく柔軟性を取り入れた福音派教会は、現代文化を牧会に積極的に取り入れた。バチカンの権威的序列の中では到底不可能な礼拝が、福音派教会で試行され奨励されてきた。教派間の壁も驚くほど低くなり、信徒の交流が礼拝、文化活動、伝道の面で活発になった。1980年代に50に満たなかったメガチャーチ(信徒数2000人以上の教会)は現在880を超える。福音派教会の伝道の勝利は、政治を含む社会全般に多大な影響を与えるようになった。伝統的に、米社会を動かすエリートグループはメソジストや聖公会のようなメインライン出身だった。だが、現在はジョージ W. ブッシュ米大統領を含め政治指導層の多くが福音派系列の信仰者だ。また共和党の支持層の大部分は福音派教会の信徒たちであることは世界的に知られている。世界的な福音派伝道者ビリー・グラハムはかつて政教分離を追及したが、’80年代に入って状況は変わった。

このような福音派勢の社会的影響力の増大は、同時に社会的緊張をもたらす。メインライン教会たちは「イエスは資本主義者だったか」と問いかけて、福音派教会が政治的、経済的に力を持つことを批判している。(ChristianPost.com)

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