Skip to main content
2026年2月3日11時33分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

協力するということ 中川英明

2004年9月11日09時09分
  • ツイート
印刷

2002年初めまで国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)という国連機関に14年近く勤めました。転勤が多い仕事でしたが、最初の勤務地はベトナムの首都ハノイでした。

そのころのUNHCRのベトナムでの一番大きな仕事は、ボートピープルとして国外に出たものの、難民として認められずに帰還してくる人たちの受け入れを支援することでした。多勢の帰還者を迎え入れるため、ベトナム政府や地方の役所が学校や地域の施設を直したり、職業訓練を行ったりするのを、支えようというもので、国連の支援は資金援助が主たるものでした。私も、政府や地方自治体の担当者との相談や交渉に同席することがありましたが、ベトナムの政治家やお役人は、交渉の相手としてはとても手ごわい存在なので、いつも身構えてそうした場に臨みました。

そんな中で覚えているのは、彼らがよく「協力しましょう」と言っていたことです。交渉の内容は大抵、ベトナムがどんな帰還民支援活動をするべきか、国連はその活動に幾らお金を出すかということでしたから、お金を出してもらうベトナムが、お金を出す国連に向かって、「協力しましょう」と堂々と言う姿に、最初は違和感を感じました。日本人だったら「協力して下さい」、あるいは「助けてください」とへりくだってお願いするところでしょう。ところが、ベトナムのお役人は対等の立場で胸を張って「協力しましょう」と言うのです。

ベトナムを助けてやろうとやって来る国連や先進国政府の外交官や政治家たちは、ベトナム側のこういう態度に苛立ちを覚えるようでした。しかし私は、何度もこういう光景を見聞きするうちに、次第にこれはこれで筋が通っていると考えるようになりました。

ベトナムが貧しいのは、ベトナムの人たちの能力が劣っているからでも、ベトナムの人たちが怠け者だからでもありません。ベトナムが置かれている状況が一番大きな原因だと思います。そのことにはベトナムが責任を持たなければならないことももちろんあるけれど、ベトナムのせいではないことも沢山あります。それではその部分が誰のせいかということをよく考えてみると、日本や日本人である自分のせいでないとは言いきれないことも沢山あることに思い至りました。もし自分が受けている恩恵の裏返しとして他の人が被害を受けているならば、その被害を少なくしたり、自分の受けている恩恵を分かち合うことが、少なくとも恩恵を受けている側の責任なのではないかと次第に考えるようになったのです。

また、仮に自分が全く責任がないとしても、例えば自分一人がおいしいお菓子を持っているとしたら、回りの人が見ている中では食べにくいのではないでしょうか。どうせなら周りの人も皆がおいしいお菓子を持っていて一緒に食べた方が、おいしく楽しく食べられるのではないでしょうか。

ベトナムの人たちは、「あなたのお菓子を分けてください」という意味のことを言っていたわけではありません。「私たちも努力してあなたと同じようなお菓子を作ったり買ったりできるようになりますから、そしたら一緒においしく食べましょう」と言っていたのです。「そのためにできることを自分たちはやりますから、あなたもするべきことや出来ることがあるならやってください。一緒にやりましょう」というのが、彼らの言っていた「協力しましょう」という言葉の意味だと、今になって思います。

日本に生まれた私たちは、神様から多くの恵みをいただいています。その恵みを用いて私たちができること、するべきことは沢山あると思います。自分にできること、簡単なことからはじめましょう。協力しましょう。

(ACEF機関紙「ACEF Communication」から転載)

(ACEFウェブサイト:http://www.bluerain.fm/acef/ )

◇中川英明(なかがわ ひであき)=アジアキリスト教教育基金(ACEF=エイセフ)評議員

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • 聖書原語への招き―霊に燃え、主に仕えるために(1)霊に燃える 白畑司

  • 主にある目的思考的生き方 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(2月2日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる⑤

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • ワールドミッションレポート(2月2日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる⑤

  • 主にある目的思考的生き方 万代栄嗣

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • ワールドミッションレポート(2月2日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる⑤

  • 主にある目的思考的生き方 万代栄嗣

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.