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【コラム】軍事カルトの時代における平和(シャローム)の探求(1) 木村公一

2004年5月10日07時05分
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歴史の中心としての神の国





地上の平和は、追えども捉えることのできない「青い鳥」のような幻想なのだろうか。それとも、平和は歴史の世界ではなく、永遠の世界における現実であるので、個々人のこころの中だけで実現すべき課題なのであろうか。聖書が告げる平和は単に霊的な状態を意味するのではなく、「滅びへの隷属から解放される」(ローマ8:21)歴史的かつ宇宙的な霊性に満たされた希望の運動なのである。



世界の多くの部分が武力によって平和を構築する時代にあって、キリスト教会は世界に対し明確に主イエスによってもたらされた平和の現実とヴィジョンを宣教しなければならない。この課題を担う共同体の成員は次の二つの信仰の現実を経験している必要がある。第一は、主イエスによって啓示された《神の国》の使信であり、第二は、歴史世界をご自身の恵みによって救済する神のミッションへの参加である。なぜなら、世界に対する平和(シャローム)の宣教は抽象的な超越世界を扱うものではなく、歴史の現実を《神の国》の福音の視点から分析し、人々を罪の縄目から救い、その文化を聖化する神の働きに教会が参加するわざだからである。



キリスト教の視点から見れば、歴史とはいまも続く神の創造の意志によって方向づけられた時間であり、終わりと始まり、中心を持つ時間である。したがって、さまざまな時代へと発展する質的な時間である。キリストは歴史の中心であり、《神の国》の最初の待望が歴史の始まりである。《神の国》は「聖霊によって与えられる義と平和と喜び」(ローマ14:17)であるが、それはすでに完成されて《在ル》のでなく、常に《成ル》ものであるがゆえに、常に「間近にある」(マタイ3:2)ものとして経験するのである。



《神の国》は宣教によって私たちの歴史に入り込み、歴史の中で闘い、歴史を成就するものであり、「支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊」(エフェソ6:12)に抗して私たち人間の存在の究極的意味を動的に成就する力なのである。つづく。



◇木村公一(きむらこういち)=1947年東京生まれ。東京神学大大学院修士課程、西南学院大専攻科修了。86年から2002年まで17年間インドネシア宣教師としてインドネシア・バプテスト神学大で教鞭を執る。2002年12月から福岡市の伊都キリスト教会協力牧師。2003年今年3月には「人間の盾」としてイラクへ。現在、講演会、討論会など全国で活躍中。







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