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同志社大などが主催、6月に京都で学生環境サミット開催

2008年1月13日08時55分
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 「京都議定書」が締結された京都で、米国や中国、インドなど数カ国から大学生を招き、次世代を担う学生が温暖化問題に取り組む指針を「議定書」としてまとめ世界に発信しようと、同志社大の学生らが中心となって「世界学生環境サミットin京都(仮称)」を6月20日から22日まで開催する。議定書は、7月上旬に行われる北海道洞爺湖サミットで各国の首脳に託されることになる。



 サミット開催の趣旨では、昨年12月にインドネシア・バリ島で行われた国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)について、国同士のメリット・デメリットによって対立し合っていたとし、「このままでは本当の温暖化防止対策はできないのではないでしょうか」「学生にも未来の地球を考える権利があり、また、守らなければなりません」と訴えている。



 会場は、今出川、京田辺量キャンパス。20、21日に全大会と分科会を開き、学生らによる「議定書」を採択。最終日の22日には、基調講演、参加大学が取り組む環境対策についてのプレゼンテーションが予定されている。



 同志社大、同大と学生らが共同で立ち上げた「同志社エコプロジェクト(DEP)」、京都府らによる「同サミット実行委員会(仮称)」が主催し、環境省、文部科学省が後援する予定。温暖化防止に取り組む企業からの協賛も今後募っていく。



 京都新聞によれば、同志社エコプロジェクトのリーダー中村祐希さん(工学部3年)は、「ごみの減量や省エネ対策など学内での取り組みを生かし、指針では学生の行動規範も示したい」と意気込みを語っている。



 同志社エコプロジェクトは昨年4月、同大京田辺校地省エネルギー推進委員会が学生と共同で立ち上げた、学内の省エネ化やゴミ問題改善、キャンパスの自然環境を保全する効果的な活動をする大学組織。設立趣旨では、「学生と大学が有する経済学、法学、工学などのさまざまな知的資源を活用し、専門的な観点から研究、実証した改善策や改革モデルを、社会に提言していくこと」を目指すとしている。



 昨年11月には「同志社大学環境シンポジウム」を開催し、同12月には小池百合子元環境相との対談、第5回全国大学生環境活動コンテストへの出場など活動を展開している。

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