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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(31)…考えるとうつになる。信じるとらくになる。愛するとうれしくなる

2007年10月24日18時26分
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佐々木弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 「考えるとうつになる」。どうでしょうか。あなたは考えすぎて憂うつになっていませんか?問題について考えてばかりいると、気分が重くなってきますね。あれこれ考えてうまく結論や解決策がでてくればいいですが、時には考えれば考えるほど堂々めぐりしてしまって、ますます混乱してくることがあります。ネガティブな考えだけが大きくふくらんで、「ああ、この問題は解決しようがない、もうだめだ」と、落ち込んでしまいます。



 「考える」ということは、1つの目標を達成したり、1つのビジョンを実現するために、情報を集めたり組み立てたりすることですね。目標が定まらなかったり、明確なビジョンがないと、いくら考えてもごちゃごちゃするだけで、なにも達成できません。



 あれこれ考える前に、「自分は一体なにをしたいのか、なにをしなければならないのか」をはっきり決めることです。「どうしてもこれをしたい。私には必ず達成できる」、「どうしてもこれをしなければならない。私は必ず実現する」。こう決めて信じることですね。考える前に、「必ずなんとかなる」と信じるのです。そうすると楽になりますよ。



 あなたが一度固く信じたら、「信じたことを実現するのにはどうしたらいいのか」という方法が自然に思いついてくるものです。



 「私は将来弁護士になりたい。必ずなってみせる」とあなたが心の中で固く信じれば、「弁護士なるためにはどうしたらよいか」といろいろ考えることができます。「オレは絶対芸能人として活躍するんだ」と決断して信じれば、どうしたら芸能人になれるかを真剣に考えます。



 将来弁護士になりたいのか、芸能人になりたいのか、会社を起業して成功したいのか、あなたの目標がはっきりしなければ、どうしたらよいのかという方法や手段を考えつきません。これでは、いくら考えても、なにも達成できないし、なにも実現できないんですね。当てもなくただ考えているだけで「うつ」になってしまいます。



 主君に忠実であろうとすれば親不孝になり、親に孝行しようとすれば主君に不忠実になることで悩んだのは平重盛です。「忠なんとすれば孝ならず、孝ならんとすれば忠ならず」と言って、彼は切腹自殺してしまいました。平重盛が、「主君を取るか、親を取るか」のどちらかを決断したら、それなりに道は開かれたのではないかと思います。



 目標を定めてそれを達成できると信じたら、悩まないですみますから、「らく」になれますね。しかし、信じた目標を達成し、ビジョンを実現するためには、努力してがんばらなくてはなりません。いろいろな問題を解決し、さまざまな障害を克服していかなくてはなりません。目標を達成するまでは緊張の連続です。信じるだけでは、目標を達成するまであまり喜びがありません。ようやく目標を達成しても、喜びは束の間で、すぐにむなしくなってしまいます。



 ところで、愛する気持ちがわいてきたら誰でもうれしくなりますね。親子が愛し合う、夫婦が愛し合う、仲間同志が愛し合う、男女が愛し合う、そこには大きな喜びがあります。うれしくなります。もちろん時には、いろいろ考え悩むこともあるでしょう。なにかを信じてそれを実現するためにがんばらなくてはならないこともあるでしょう。でも、あなたの心の根底に愛があるなら、喜んでそれらを乗り越えていくことができます。
 
 愛があれば、考えつづけて悩んだあげく絶望して自殺したり、信じつづけて目標は達成したけれどなんだかむなしくなる、ということはありません。逆に、愛するがゆえに考えて悩んでもそこには必ず喜びがあります。愛するがゆえに信じてがんばれば、そこには必ず喜びがあります。愛するってすばらしいですね。「愛がなければいっさいはむなしい」と、聖書は言い切っています。



 ですから、「考えるとうつになる」。「信じるとらくになる」。「愛するとうれしくなる」。これは本当ですよ。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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