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信仰者に働く愛の原動力 万代栄嗣牧師

2014年5月5日07時18分
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万代栄嗣牧師

どうか、私たちの父なる神であり、また私たちの主イエスである方ご自身が、私たちの道を開いて、あなたがたのところに行かせてくださいますように。また、私たちがあなたがたを愛しているように、あなたがたの互いの間の愛を、またすべての人に対する愛を増させ、満ちあふれさせてくださいますように。また、あなたがたの心を強め、私たちの主イエスがご自分のすべての聖徒とともに再び来られるとき、私たちの父なる神の御前で、聖く、責められるところのない者としてくださいますように。(テサロニケ人への手紙第一3章11節~13節)

先日は、オバマ大統領が国賓として日本に迎えられ厳戒警備がなされ、警察官も1万6千人が動員され警護にあたりました。たったひとりのためにこれだけの人が動くのを見て、「たったひとり」という言葉から、私はイエス・キリストのことを連想しました。聖書はよく「おひとり・ひとり子」とイエスのことを表現します。この方以外には救いはないのです。

けれども、そのひとり子がこの世に来られた時とオバマ大統領が来日した時とでは、人々の対応は大きく違います。大歓迎されたオバマ大統領に対し、イエスは守られることも歓迎されることもありませんでした。それどころか、鞭打たれ責められ十字架にかけられたのです。それでも、私たちに救いの道を開き今も生きて働いて下さっているのは、主の愛の動機があるからです。イエスの愛を忘れてはなりません。

今回の箇所はパウロがテサロニケの町の教会の兄弟姉妹へ手紙を書いている途中に、思わず聖霊に満たされ「あなたがたのうちに神の愛が働いているように」という祈りを書き留めています。12節を中心に焦点を当てたいと思います。

1.クリスチャンの内側から溢れる愛が必要

パウロは12節「私たちがあなたがたを愛しているように・・・」と、自分がテサロニケの人々を愛していると告白しています。愛に損得勘定は要りません。クリスチャンであるならば、自然に溢れてくる神からの愛があります。現代では、受身ばかりで愛を求め、他人に愛を強要し、愛が足りないと責めるわがままな愛が横行しています。イエスの愛を語りながら、他人を批判していませんか。イエスの愛は、愛してくれたから愛すのではありません。イエスの愛で自分から愛すべきです。その愛を実践しましょう。

2.クリスチャンの交わりに働く愛が必要

次に、「あなたがたの互いの間の愛を・・・増させ・・・」と兄弟姉妹たちの間での愛について語っています。人間ですから、教会の中でもあの人とは反りが合わないと感じることもあるでしょう。どんなに歩み寄ったとしてもそういうことは起こりえることです。けれども、神があなたをこの教会へと導かれたのは、偶然ではなく目的があるからです。そこでの兄弟姉妹との交わりですから、主の愛を働かせようではありませんか。神の愛で裏打ちされていない絆は弱いものです。クリスチャンの交わりの中には愛があるようにというこの原則は2千年前から変わっていません。

3.クリスチャンから愛が流れ出るように

さらに、「すべての人に対する愛を増させ、満ちあふれさせ・・・」とあるように教会の中だけではなくて、学校や職場、家庭などの今自分が置かれている場所での交わりはクリスチャンの愛を表す絶好の機会です。人々の態度に関係なく自分から周りの人々を愛しましょう。私たちはイエスではないので、ほころびの多い愛かもしれません。それでもコリント13章の、愛は寛容で親切、妬まず自慢せず高慢にならず、礼儀に反せず、自分の利益を求めず、怒らず人の悪を思わず、不正を喜ばず真理を喜び、すべてを我慢し信じ、期待し堪え忍ぶ、このイエスの完全な愛は決して絶えることがありません。クリスチャンとしてイエスの愛によって裏付けられた行動をしましょう。

◇

万代栄嗣(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。

国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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