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荒野に道を-新しい日本人伝道の在り方を模索

2011年5月29日19時53分
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クリスチャンの在り方を説明するクレイグ・カックス氏。(2011年5月28日、OCCにて)+
28日、東京お茶の水クリスチャンセンター(OCC)にて新しい日本人伝道の在り方を考えるシンポジウムがエリヤ会とOCC宣教部宣教研究委員会によって開催された。

 世界を震撼させた東日本大震災・津波・福島原発事故から3カ月が過ぎようとしている。今回のエリヤ会シンポジウムは、日本宣教150周年にあわせて出版した「エリヤのように」の内容を踏まえて、今後どのように日本人伝道を展開していくべきかを考えるシンポジウムとして、牧師・宣教師その他キリスト教伝道に関心のある信徒らを対象に開催された。

 同シンポジウムでは、エリヤ会のクレイグ・カックス氏(FMパートナーズ・ジャパン代表取締役社長)から「日本人による日本人伝道-1パーセントの壁を破る」という題目で、同氏が常日頃パッションとして抱いている日本人としての伝道について、ビジネスコンサルタントでもあるクレイグ氏独特の視点によるユニークで実用的な提言がなされた。以下はクレイグ氏の提言の概要である。

 キリストの救いのメッセージはシンプル

 私たちクリスチャンがノンクリスチャンを伝道しようとするとき、どんなことを言うべきか、どのタイミングで伝えるべきかなど多くのことに躊躇することがあります。しかしキリストの救いのメッセージはシンプルです。優れた知恵を用いて宣べ伝える必要はありません(1コリント2:1~3)。シンプルであるからこそ、幅広く信徒に教えられ、幅広く普及し、宗派を超えて伝えることができるのです。

 日本のキリスト教界のビジネスマン的見解

日本のキリスト教界の現状は牧師の数・信徒数とも右肩下がりであり、一般の人を惹きつける物がなく、教会の敷居が高い。被災地では、教会の牧会者が足りず、宗派の異なる教会から牧師を招こうとすることがありましたが、その教会の本部から派遣禁止命令がなされ、宗派の異なる教会から牧師を招くことができないなどの不都合なことが生じています。また社会とのギャップも広がりつつあります。クリスチャンとして、教会が「何を売ろうとしているのか」を良く考えなければなりません。

 クリスチャンとは何か?

クリスチャンとノンクリスチャンの違いはキリストの御霊を持っているかにあります(ローマ8・9)。伝道とは、自分の中にあるキリストを紹介し、相手にもキリストの命
を提供することです。人間は、体・魂・霊でできています。ノンクリスチャンは体と魂だけで活動しようとしますが、クリスチャンは内に宿る神の霊によって動かされる人でなければなりません。体と魂だけで活動している状態が、自分でしたいと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っている状態です(ローマ7・18-19)。

 伝道の原点は、聖書の命令から来るものではなく、神様の心そのものです。愛の手をすべての人に差し伸べておられる神様の心をクリスチャンを通して伝えることです。伝道はキリストが行うのですが、体はクリスチャンそれぞれの体を使わなくてはなりません(ガラテヤ2・20)。クリスチャンとして神の霊を中心に置いたのであれば、あなたの中の神を開放させてあげなくてはいけません。そのようにしてあなたの体を神に受け入れられる、聖い、生きた供え物として捧げなければなりません(ローマ12・1)。心の内に神を置く「内神者」が信仰・従順・感謝・信頼を神に置くとき、魂と霊の壁が崩され、神の霊による平安が宿るようになります。

 伝道をするとき、そのように神の霊を開放して行うのではなく、自分の体と魂のみで行おうとするとき、伝道が大変になります。キリストにあって変換させられた人生を基本とした伝道モデルを確立しなければなりません。

伝道者としてのキリスト

 ビジネスの営業では、まず見込み客を発見し、プレゼンテーションを行い、クロージングに結び付けます。伝道でも同様に、まず見込み客のいる所に出て行き、見込み客と関わり、キリスト教に関心を持たせることが必要です。キリストは父なる神から遣わされた者として、自分からは何もせず、自分の言葉ではなく、父の言葉を忠実に伝えました。そして「わたしを見た者は、父を見たのです(ヨハネ14・9)」と言われました。そして「父のわざ」をキリストを通してなされました(ヨハネ14・10)。

 クリスチャンも同様であり、遣わされた者として自分からは何もせず、自分の言葉ではなく、ただキリストの言葉、キリストのわざを自分を通して伝えていくべきです。

 見込み客のいる所に身を置き、ノンクリスチャンの友達を持ち、自分の弱点が知られるほど親しい友達を持ってください。弱点を通してこそ、自分の内にあるキリストを見せることができるのです。そのように見込み客に接して、日本人のノンクリスチャンに私たち自身を通して「受肉されたキリスト」を見せること、体験させることが必要です。私たち自身が「商品の展示」になります(Ⅰコリント11・1、Ⅱコリント4・6~7)。そして、キリストのように相手に共感し、感情的なかかわり、行動的かかわりを持ち、相手に変化をもたらすことで成果を出していくべきです(ルカ7・12~15)。

見込み客発見と契約に至る「ブリッジ」を作る

 これまで海外から日本に来た宣教師が長けていた点として、見込み客発見とクリスチャンとなるまでの良いブリッジ作りをしていたことが挙げられます。英会話に関心のある人々を「見込み客」とし、彼らを「英語聖書研究会」「家庭での食事会」「キャンプ」などの「ブリッジ」を通して入信に進めるという「ブリッジ」作りに長けていました。具体的な見込み客発見のアプローチとして、「機関型(塾、教室、幼稚園、通信制高校サポート校)」「参加型(ボランティア活動、ゴスペル・クラシック音楽コンサートなど)」「出会い型(イベント、旅、スポーツジム、政治活動など)」のブリッジを作っていくことが必要です。

 ブリッジを通してノンクリスチャンに「自分」を知ってもらい、「自分」のことを観察してもらう。なるべく一緒に時間を過ごして、共通点を見つける一方、相手はノンクリスチャンですから、その人の行動が聖書的でないとしても驚かず、行動を良しとするのではなく、その人物を受け入れるようにするべきです。そして、「自分」の中に現れるキリストの姿を見てもらうことで、「自分」のようになりたいと思ってもらうことが大切です。私たちクリスチャン一人ひとりの中にキリストがおり、そのキリストを自分を「展示品」とすることによって相手に紹介していくのです。神様が、祈ることで必ず私たちが成すべき行動を教えてくださいます。

実践に向けての試運転

 クレイグ氏はエリヤ会を通して、教会とノンクリスチャンをつなぐ「ブリッジ」の成功例を作っていくことを提案した。具体的には「教会堂の有効活用」、「ボランティア活動への参加」、「意識的に友達を20人作る」こと、「クレイグ氏のセミナーを各教会で伝え、改善していく」ことが挙げられた。特に教会堂の有効活用という点では、多くの日本の教会が「教会は聖なる場所」であることから地域に開放的でないことが問題点に挙げられた。教会で礼拝が行われない時間に、町内会などに教会のスペースを貸し、町内会の会合や室内スポーツクラブなどに利用してもらうことで、より教会が地域すべてに仕える場として用いられ、さらにノンクリスチャンの地域の人々が教会の主要イベントに「義理」で参加してくれるようになる。あるいは教会のスペースを利用してもらっている団体の代表者に礼拝に出席してもらい、あいさつをしてもらう。そのような関係を通してノンクリスチャンが教会に結びつくようになっていけるのではないかと提案した。

 エリヤ会では今後「社会福祉活動」を行うグループ、「ノンクリスチャンの友人作り」を行うグループ、および「教会の施設を地域に開放」するグループに分かれ、「新しい日本人伝道」の試みとしての実践事例をテスト評価し、結果を半年後の11月18日に発表する予定である。日本のキリスト教界が教会の枠・クリスチャンとしての自己の枠を超え、内住するキリストをふんだんに教会および自己を通して表していくことが期待されている。

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