Skip to main content
2025年7月12日17時02分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

近代建築の巨匠の魅力伝える 「フィルミニの教会−光の軌跡−」展

2007年4月25日08時13分
  • ツイート
印刷
東側にある祭壇の後ろの壁に設けられた小さな明り取りから光が差し込み、夜の星空のような輝きを放っている=GALERIE TAISEI提供+
+

 「フィルミニの教会−光の軌跡−」展が、東京・新宿区にある「ギャルリー・タイセイ」で23日より開催されている。フランスの歴史的建築物に指定されるサヴォア邸、世界の建築史に残るロンシャン教会、日本では東京・上野公園内にある国立西洋美術館の建築やスイスの10フラン紙幣の肖像でも知られる20世紀の最も偉大な建築家ル・コルビュジエ (1887−1965)によるフィルミニ(フランス中部の町)のサン・ピエール教会の魅力を、設計、建築、完成に至るまでの図面や写真、模型などで紹介。光の教会ともいえるその実像を伝える。



 1960年代、当時フィルミニは不況によって荒廃が進んでいた。復興を願った市長が再開発計画を立ち上げ、中心となる体育・文化ゾーンの設計をル・コルビュジエに依頼。「サン・ピエール教会」を手がけることになった。



 60年に構想が練られたが、実質的な着工は73年であった。ル・コルビュジエ自身は65年に亡くなったが、生前完成させていた図面を元に建設に着手。78年に財政的な事情からいったん建設が中断されたが03年に再開。新たに障害者用のスロープや非常口を設けるなどの計画の変更を経て昨年11月24日に献堂した。一階には地元住人のための展示スペースとして、サンテティエンヌ市にある現代美術館からのコレクションを展示する予定。二階から上は教会として使用できるという。



 建物は傾いた円錐状で頂部を斜めに切り取った形。中に入ると礼拝堂には東側に祭壇があり、その後ろの壁に設けられた小さな明り取りから光が差し込み、夜の星空のような輝きを放っている。「明り取りの配置についてル・コルビュジエの指示は特に無かったので、世界中で最も多くの人々が目にすることができる星座であるオリオン座の位置に取り付けられました」とギャルリー・タイセイを運営する大成建設株式会社の林美佐氏は説明する。



 昼、塔の頂上にある筒状の明り取りから、柔らかに広がる円い光、角状の明り取りからは鋭く伸びる光が差し込んでくる。夕方には西側の壁の緑に塗られた四角い明り取りから入る光が、青草色に祭壇を染める。無機質と思われるほどさっぱりとしたコンクリート打ち放しの壁が、朝から夕方にかけて刻々と変わる光の軌跡によって豊かな表情を描き出す。



 最初の宗教建築となったロンシャンの礼拝堂の設計を依頼されたとき、プロテスタントの家庭に生まれ、自身は熱心なクリスチャンではなかったル・コルビュジエはその依頼を一度は固辞した。だが、カトリック教会からの近代芸術運動を推進していたクーチュリエ神父の強い思いを受け、祈りの空間を作ることへの意欲をもった。サン・ピエール教会の依頼があったのは、ロンシャンの礼拝堂、ラ・トゥーレットの修道院という二つの宗教建築を手がけた後だったため、もう十分だと一旦は断ったが、「垂直」をテーマに高く伸び上がる教会堂を作りたいという思いにかられ、設計を引き受けることになった。



 予算の都合で当初の計画より教会堂の高さはかなり低くなったが、イスラムのモスクを参考に上から光が降り注がれる空間とすることで、現実よりも「高さ」を感じられるように設計された。



 林美佐氏は、「この教会の完成に半世紀かかった時間の流れと、一日の光の動きを体感して欲しいです」と語った。



 入場無料。開廊時間は午前10時〜午後5時(入場は午後4時30分)。土日・祝日、4月28日〜5月6日は休業。7月6日まで。問い合わせは、「GALERIE TAISEI(大成建設株式会社運営)」(電話:03−5381−5510、住所:東京都新宿区西新宿1−25−1新宿センタービル17F)まで。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 見捨てない神 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(226)葬儀文化を受け継ぎ、教会がエンディングを支える時代が来る 広田信也

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 第一のことを第一にする人生の祝福 菅野直基

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.