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ミサイル発射の目的は国内問題注目回避か

2006年7月6日12時26分
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世界の指導者、外交官及び専門家らが昨日の北朝鮮政府による7発のミサイル発射に対する対応策を会議する世界会議を招集している。


 昨日以来、北朝鮮はミサイル発射実験によって世界的に大きな非難を受けている。米ホワイトハウス、国連安全保障理事会はミサイル発射に対する対応を協議するための緊急対策会議を招集した。


 今回のミサイル発射について、米キリスト教迫害監視団体オープンドアーズは、北朝鮮が世界で最も人権濫用の激しい国であるという世界的注目を逸らすために今回ミサイル発射実験に踏み込んだのだと見ている。


 5月に北朝鮮は、米国国際宗教解放委員会から米国務省による「とりわけ懸念される国々」リストに含めるように促され、体系的な人権濫用が行われている国として再び諸外国からの警戒が高まっていた。またオープンドアーズは、北朝鮮を世界で最もキリスト教迫害の激しい国に4年連続で位置付けた。


 オープンドアーズによると、キリスト共同体は北朝鮮政権にとって脅威であり、それ故に北朝鮮当局ではキリスト教の信仰を保つ信徒らを撲滅するためにとりわけ力を入れているという。

 数万人ものキリスト教信者らが現在、北朝鮮収容所にて残酷な拷問を受けて苦しんでいると見なされている。


 ミサイル発射に関して北朝鮮政府は、謝罪する姿勢を見せておらず、「このようなミサイル発射実験を行う権限を有している」と主張している(AP通信)。このような北朝鮮の横柄な態度から、今後このままにしておけば、さらなるミサイル発射の恐れがあるとの懸念が各国で広がっている。

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