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ブッシュ大統領戦死者を称える

2006年5月30日10時34分
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【米ヴァージニア州アーリントン(AP通信)】5月の最終月曜日は米国では戦没将兵記念日である。29日ブッシュ大統領は米国でもっとも聖なる戦没者埋葬の地を訪れ、「勇気ある者が永眠するこの地を称えます」と戦没者に敬意を表し、このようにすでにテロリストとの戦いで命を落とした軍人らのためにも米国はテロリストとの戦いを忍耐強く継続しなければならないと述べた。


 2001年9月11日のテロ攻撃以来テロとの戦いで2500名近くの人々が命を落とし、アーリントン国立墓地に埋葬された。ブッシュ大統領は身元不明の戦没者の墓に花輪を捧げたあとで、それらの人々の中の270名近くの男女の名を挙げ、「我々は今日戦っているテロリストとの戦いの代償を見てきました。私は米国の自由のために命を捨てた男女に畏敬の念を評します」と述べ、米国軍人、9.11の犠牲者遺族らなど国立墓地に集った5000名の聴衆らから長いスタンディングオベーションを受けた。


 ブッシュ大統領は、「退役軍人の方々や遺族の写真を抱きかかえる愛する皆さんの列席の下で、この国立墓地に埋葬された人々は自由というものがいかに尊いものであるかを静かに証ししています。わが国は彼らを今日も明日も毎日称え続けます。テロリストを打ち倒し、平和の世代の基盤を立てることがわが国が彼らを称える最高の方法です」と述べた。


 その後ブッシュ大統領は軍事関係戦死者のための葬儀に対して行われる抗議運動を取り締まる法案に調印し、ポトマク川を横断した。


 ホワイトハウスでは、ブッシュ大統領は米国会が米国内のあるカンザス州教会団体が軍事関係戦死者のための葬儀に対する反対運動を行ったのを受けて国会で可決された「米国戦死者に敬意を表す法案」に調印した。この反対運動は戦死者やテロ攻撃による多くの死者が生じたのは米国が同性愛に関して寛容であることに対する神の怒りの現れであると主張しているという。


 今回の新法案の施行によって国立墓地の入り口から90メートル以内、及び国立墓地へ続く道から45メートル以内において抗議運動を行うことが禁ぜられることになった。もしこの法案に違反すれば10万ドル(1000万円)の罰金あるいは一年以下の懲役に処せられるという。


 29日のアーリントン国立墓地での式典に関しては葬儀ではなかったので抗議運動者らは自由に式典で思ったことを表明することができ、数人の抗議運動者らは実際に式典を非難する発言を行ったという。


 国立墓地入り口ではワシントンの米国保守派団体"FreeRepublic.com"の活動家10名程度が米国軍人の国立墓地を支持するサインを表明し、他にも数名の人々が「神はわが国の自由の擁護者であり、わが国の英雄である米国軍隊を祝福されます」と主張し、国立墓地を称えていたという。  


 しかしながらこれらの人々が一握りの国立墓地へと続く幹線道路を横切って抗議運動をしていた同性愛反対者らと対立する場面も見られたという。


 "FreeRepublic.com"もカンザス州に拠点を置くフレッド・フェルプス牧師率いる同性愛反対団体に対抗しようとしていたという。この抗議運動を率いているフェルプス牧師は、以前はエイズや同性愛者による殺人事件で死亡した人々に対する抗議運動を組織したこともあるという。


 29日にブッシュ大統領が今回の法案に調印したことを受けて、フェルプス牧師は米国会は米憲法修正第一条で保障された権利である表現や宗教の自由をあからさまに濫用しているとして訴える予定であるという。フェルプス牧師はもしこのような法案が本当に施行されるのだとしても、法の規制に従って抗議運動を継続して行うと述べたという。

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