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待降節 祈りつつ生誕を待つ

2006年11月28日18時59分
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 今年もクリスマスの季節が巡ってきた。クリスマスイブの約4週間前から始まる待降節は、本来、キリストの誕生を祝う準備の期間である。しかし、現在では、商業主義的な風潮に押され、待降節の本来の意味が忘れられることも少なくない。クリスマスは、世の人々にキリストの誕生を伝える喜ばしい日であり、教会にとってはキリストの誕生を黙想する聖なる日である。われわれクリスチャンを含めて、クリスマスに対する姿勢を毎年この待降節の間に再確認する必要があるだろう。



 ピューリタニズム(清教徒精神)に基づいて建国された米国でさえ、イエス・キリストの誕生日としてのクリスマスの捉え方が毎年のように疑問視され、最近では、「メリー・クリスマス」というあいさつは宗教的差別であるという理由で、「ハッピー・ホーリデー」と言った方が無難と主張する人々が増えている。



 日本でも、人々が街のイルミネーションのまぶしさにイエス様を見失うことがあれば、「メリー・クリスマス」を「ハッピー・ホリデー」に換えようとする運動が起こらないとも言い切れない。



 クリスマスは、われわれ罪深い人間を救うために神様がひとり子をこの世に与えて下さったことを記念する日だ。たしかに「嬉しい日」には違いないが、イエス・キリストがこの地にお生まれになった理由とその方の生涯を思えば、単なる「嬉しい日」というだけではない。聖なる神様が受肉され、この世の罪悪に直接介入された日であり、神様の御子がしもべとして、贖い(あがない)の生涯を始められた日である。



 近年、一部の教会によって、本来の降誕節の文化を取り戻そうという運動が起こり始めた。楽しい教会行事も良いし、慈善活動も大切だ。だが、誕生日に主人公がいなければ何の意味もない。われわれは、イエス・キリストだけを祝いたい。彼の御名によってのみ慈善を施すべきだ。暗闇の時代に輝く希望の光を待ち望むかように、静かな祈りをもって厳かにクリスマスを迎えよう。

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