Skip to main content
2025年12月22日21時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

声なきものの声伝えたい カメラマン宣教師、VIPで講演

2007年5月23日21時59分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)
自身が撮影した写真を手に講演するスーザン・チィルダースさん=19日、都内で+
+

ドイツ出身の「カメラマン宣教師」スーザン・チィルダースさん(YWAMフォトジェニクス(photogenX)共同リーダー)が19日、VIPクロスカルチャー・コンセプト5月例会で講演し、人権侵害、人身売買、児童買春、ドメスティックバイオレンスといった女性や子どもに対する差別と抑圧、虐待が日常化している世界各地の現状を伝えた。チィルダースさんは会場に集まった80人の参加者に、自分たちでは声をあげることのできない人々の「声」に「祈り」で応えてほしいと呼びかけた。

プロの写真家として活動していたチィルダースさんはあるとき、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された女性問題に関する世界的なミッションカンファレンスに参加し、世界で起こっている女性差別の信じられない現実を目の当たりにした。

「何かをしなくてはならない」と、とっさに祈りをささげたチィルダースさんのこころに、カンファレンスで歌った最後の曲の歌詞が響いてきた。「声をあげられないもののために、私は声をあげる」――祈りの答えは自分自身だと気づいていた。しかし、いったいどうすれば良いのか、答えが見つからないでいた。

二ヶ月悩んだ末、女性たちが一番苦しんでいる地域に行こうと北アフリカへ旅立った。目的は現地に住む女性たちを写真に収めること。だが、現実は想像以上に厳しかった。女性達は男性にあたかも所有物のように扱われ、家の中に閉じ込められたまま自分で外に出ることさえできなかった。どこかに行くにも必ず主人と一緒。顔には覆いがかかり、表情を見ることさえできない。チィルダースさんは当初、撮影を断念しようとしていた。

しかし、ナイジェリアのある村を訪れたときのこと。現地の人々との交わりの中でついに女性を撮影する機会がやってきた。女性たちはとても美しい目をしていた。だが撮影はできなかった。みな撮ろうとすると逃げてしまう。これまでに誰も自分が写真に撮られたことがなかったからだ。「なぜ私たちの写真を撮るのですか」と尋ねる現地の女性たちにチィルダースさんは、ただ「あなたが本当に素敵ですから」と伝えた。

チィルダースさんは講演で、主にアフリカを中心に今なお行われている女子割礼(女性器切除)を受けた女性たちの深刻な現実を伝えた。スーダン、ソマリア、エルトリアでは、9割以上の女性がいまもなおこの被害を受けている。コーランの中に「女性は割礼を受けなければならない」と書かれてあると信じる(本当はどこにも書かれていない)現地の人々が、間違った行為を正しいものとして今に至るまで受け継いでいるという。その中で、女性は声も上げられない。「国の伝統」――ただこの一言で片付けられ、これまでだれもこの儀式に疑問を投げかける「声」を持たなかった。

また人身売買についても、「人身売買は世界における大きな商売になっています。人身売買される80%は女性。1000万人の子どもたちが性産業の被害者になっています」と被害の大きさを伝えた。「これは単なる統計の数ではありません。いま、この現在、その人々が生きています。これらの『声』が神さまに叫び求めています」と会場に訴え、この瞬間も「声なきものの声」が世界の片隅から救いを求めていることを知らせた。

モーセを民の中から選び出した神は、モーセが牧羊のために普段から使用していた杖を用いて海を分け、岩から水を湧き出させるなどの神の業を示した。チィルダースさんは、「あなたの情熱かもしれない。立場かもしれない。賜物かも知れません。皆さんにはこれが与えられたものだという何かがあるでしょう。全員何かを持っています」と述べ、神は、一人ひとりに「すでに」与えているものを用いて、救いの御業をなさることを説いた。

最後にチィルダースさんは、「このような問題を変えるために、何が出来るのでしょうか。それは『祈る』ということです」と語り、これまでに自身が撮影した写真を収録し、具体的な祈りを記した小冊子「30日間の祈りの小冊子」を紹介した。これまでに十万冊を発行したが、日本語版が2番目の翻訳だという。「この冊子を読む十万人のうちの十分の一が何かを起こしたのなら、本当に素晴らしいことが起こると思います。十万人の中の一人になって欲しい」「一日5分、10分でも構わないから関心をもって欲しい」と切実に訴え、「ここにいる日本人が声なきものの声に答えを返してくれたらこれほど嬉しいことはない」と期待を示した。

関連タグ:ユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • シリア語の世界(39)マル・マリの働き②土地を耕し種をまき、収穫を得よ 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(12月21日):南米の霊的乾燥地帯―世俗化著しいウルグアイ

  • ワールドミッションレポート(12月22日):インド・マハーラーシュトラ州のマン族のために祈ろう

  • 金城学院大学と名古屋YWCAが協定締結、外国ルーツの子ども支援で協力

  • 聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.