青木優牧師(日本基督教団調布柴崎伝道所)が実行委員長を務める「障碍者問題を考える集い」が27日、都内の福祉施設で開催され、同師が講演した。20回目となるこの集会にはリピーターを中心に約110人が出席した。青木師は自ら失明という障害を持ちながら、同様に障害を持つ人々のために活動する「障碍を負う人々・子どもたちと『共に歩む』ネットワーク」の代表。
講演でまず青木師は、外見上は障害を持たない多数の会衆に向かって「すべての人が心の障碍を持つ」と指摘した。実際に障害を持たなくても、全ての人が同じ問題に取り組む仲間であることを確認した。自身も失明によって経験した苦労を証しで語りながら、「日本社会に根強く残る、障碍者に対する厚い壁(バリア)をいつも感じる」と、障害者の持つ肉体的、精神的苦痛を訴えた。
青木師は新約聖書の使徒パウロの言葉を引用して、日本のクリスチャンや障害者のめざす方向性を示した。宣教で偉大な業績を残したパウロも、人々につまずきを与えるほどに病弱で力も弱かった。しかしパウロは自分の弱さを隠さず、あえて神の栄光が現れるために喜んでその弱さを誇った。
「私たちの弱さに自信を持ちましょう。弱さの中にこそ力がある。社会の逆境を乗り越えて、神の恵みを私たちが証ししていきましょう」と聴衆に呼びかけた。
参加者は「この集会ではいつも励まされる」「希望を与えられた」と参加の喜びを笑顔で語った。
本紙の取材に対し、青木師は「神が私に障碍を与えられ、人々から差別される側に私を置いてくださったことに感謝する」と神の導きを証しした。
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