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「青少年を一人でも救いたい」日本ホーリネス教団青年宣教主事

2006年7月21日11時51分
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 日本ホーリネス教団は、近年の青少年の激減を憂慮して、青年宣教主事を一定期間ごとに選任し、青少年伝道の振起に役立てている。今期の青年宣教主事は山本出師(青年宣教巡回主事)、桑原裕弥師(サーファーズ伝道主事)、佐伯真師(インターネット主事)と3部門に分かれており、様々な分野での青年伝道の推進に努めている。


 青年宣教巡回主事の山本師は、各地で開催される青年キャンプに赴き、賛美や交わりを通して奉仕する。インターネット主事の佐伯師は主にラジオ番組をやっており、同教団のオリジナル讃美、巡回報告、各地の集会情報などを30分から50分の番組で放送している。ラジオ放送について佐伯師は、「メディアを通して福音に触れる人々が起これば」と話した。また、同教団の青年たちに対しては、「キャンプは各地で行われることが多く、青年同士の横の繋がりが希薄である。インターネットを通して連帯が全国レベルへ発展し、信仰的に励ましを与え合えれば」と語った。


 同教団では現在、青少年の人数がかつての3分の1に落ち込んでいる。その原因について佐伯師は「キャンプなどで青年の育成はおこなわれていたが不十分だったのでは」と指摘した。また、「若者のニーズに応えられなかったことも要因の1つ」と話す。同団体では、そのような青少年のニーズに合う伝道を繰り広げ、社会で苦しみと悩みの叫びをあげている青少年を1人でもイエス・キリストの元へ導こうと奮闘している。


 問題点を真摯に受け止め、青年伝道への熱意を燃やす同団体の働きに注目が集まる。

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