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榮義之牧師「愛・輝きに向かって」(8)・・・不可能は挑戦となる

2010年8月20日10時13分
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榮義之牧師+
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神を信じなさい。まことにあなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、「動いて、海に入れ」と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。(マルコ11:22〜24)



 人生には、さまざまな出来事があります。



 問題に直面した時、それを行き止まり、行き詰まりと見るか、前進させる材料と見るかによって、大きく変わってきます。問題は乗り越えるチャンスであり、新しい希望への門出であると考える時、信仰が私たちを大きく飛躍させます。



 スタンレー・ジョーンズという有名な牧師がいました。彼は、まだ若い時代、インドで宣教師として働いていました。しかし、救われる人は一人もなく、彼は失望し、もうアメリカへ帰ろうと絶望の中に座り込んでいました。



 ヒマラヤのふもとで、涙を流し祈っていた彼の目に、一羽のワシが映りました。ワシは頂上高く舞い上がろうとするのですが、乱気流に邪魔されて、あるところまで行くけれども、どうしてもそれ以上、飛び立つことができません。しかし、何度も何度も、乱気流にたたかれながらも、舞い上がろうとあがいていました。いつの間にか、スタンレー・ジョーンズは自分の涙も忘れて、その姿に見入っていました。そして、何度目かの挑戦の末、ついにワシは高く高く舞い上がることに成功したのです。ゆうゆうと、ヒマラヤの山頂に向かって舞い上がるワシには、あがきも、バタつきもありません。あんなにまでワシを悩ましていた乱気流が、今はワシを上昇させる力となったのです。



 それを見た時、スタンレー・ジョーンズは、自分のかかえている問題が自分を引き上げるものであり、絶望させるのではなく、舞いかけ、舞い上がる材料であることがはっきりわかりました。彼はこの経験の中で、聖霊に満たされ、委ねて生きる意味を悟ったのです。聖霊=神の霊に満たされ、支配される時、私たちは勝利者となることができるのです。



 私が院長として働いている生駒聖書学院は、昭和4年創立の長い歴史を持つ、牧師・伝道師養成の学校です。創立者はレオナード・W・クートといい、イギリス人の宣教師でした。彼はビジネスマンとして日本の土を踏み、神戸でイエス・キリストを信じ、全き回心、生まれ変わりを経験しました。



 昭和2年、現在の学院敷地を入手しました。約5000坪の大きな土地です。彼はその上にすぐ建物を建て、学院をスタートしようと思ったのですが、資金面で完全に行き詰ってしまいました。困り果てました。外国からの援助もなく、また独立の宣教師でしたので、本部支援団体もありません。友人たちや好意ある有志の教会からの援助も止まってしまいました。広大な敷地に立ち、むなしく立ち尽くす日々が続きました。そんなある日、カナダから一通の手紙が届きました。中にはお金はなく、一枚の紙に、新約聖書のマルコの福音書11章22節から24節のことばが書いてありました。



イエスは答えて言われた。「神を信じなさい。まことにあなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海に入れ』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」



 このことばの書かれている聖書の箇所を開いて祈りました。信じて祈ったのです。それから二年後の昭和4年、新しい校舎は完成し、聖書学院は誕生しました。



 もし私たちの人生でさまざまな悩みや問題に直面する時、恐れ、叫び、つぶやき、不平不満を並べるなら、それは悪魔の思うつぼです。それは蟻地獄のように、あなたの足を引っ張り、惨めさと敗北の中に引きずり込んでしまうでしょう。



 しかし、その時こそ信じるのです。すると問題はあなたを引き上げ、高く舞い上がらせる材料となります。あなたは敗北者ではなく、勝利者となるのです。



 聖霊と聖書のことばは、あなたの人生にエネルギーを満たします。今日、イエス・キリストを心の中にお迎えください。



◇



榮義之(さかえ・よしゆき)



 1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、エリムキリスト教会主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。

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