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哀歌講解説教

哀歌講解説教(10) 宮村武夫牧師

2013年9月27日08時57分
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宮村武夫牧師+

私たちの日々を新しく
哀歌5章19~22節

「あなたが御霊を送られると、彼らは造られます。また、あなたは地の面を新しくされます」(詩篇104篇30節)

[1]序

今回は最後5章19~22節の箇所を取り上げます。

[2]「しかし、主よ」(19、20節)

(1)19節
①ここに、哀歌の結びとなる祈願を見ます。祈りの基盤を明らかにしています。18節に描くように、神殿が目に見える形では荒廃しているのは事実です。しかし主なる神の真実の「御座」は、永遠に続く。この恵みの事実を哀歌の詩人は決して見失わないのです。

「しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御座は代々に続きます」

ここに見るのと同じ信仰の態度を、幾つもの詩篇(44篇1~8節、74篇12~17節、80篇1、2節、89篇1~18節)にも見ます。

その一つ、詩篇80篇1、2節では、以下のように言い表されています。

「イスラエルの牧者よ。聞いてください。ヨセフを羊の群れのように導かれる方よ。光を放ってください。ケルビムの上の御座に着いておられる方よ。エフライムとベニヤミンとマナセの前で、御力を呼びさまし、私たちを救うために来てください」(詩篇80篇1、2節)

②神殿崩壊の中で、はっきり示されている生ける神に対する信仰の告白。この信仰告白を、イスラエルの周囲の偶像礼拝の場合と比較すると、その相違は際立ちます。偶像礼拝の場合、国と国の戦いは、それぞれが礼拝している国家宗教の戦いと理解されます。一方の国が他方の国に破られることは、敗れた国の偶像の敗北なのです。その一例を、イザヤ46章1、2節に見ます。

「ベルはひざまずき、ネボはかがむ。彼らの偶像は獣と家畜に載せられ、あなたがたの運ぶものは荷物となり、疲れた獣の重荷となる」(イザヤ46章1節)

ベルとネボは、バビロンの偶像の名前です。バビロンが敗北するとき、偶像が重荷となっている様が生き生きと描かれています。バビロンの敗北は、その偶像の敗北。

これに対して、バビロンによるユダの徹底的な敗北を通しても、天地の創造者、私たちを母の胎内で創造してくださり、御手によって担い支えてくださるお方は(イザヤ46章3、4節)、そのご真実を明らかにされています。偶像の場合のように、国と一体なのではないのです。主なる神が民の罪に対しては災いを与え(哀歌1章12~19節、2章1~8節、4章11節)、また同時に彼らに回復をもたらしてくださるのです。

(2)20節、「なぜ」。嘆きの詩篇に繰り返し用いられることばです。19節に確認している恵みに立ち、直面している現実の中で執り成しの祈りを続けています。「忘れておられる」「捨てられる」と、同じことを二つの異なることばを重ねて用い強調しています。

5章1節に見る祈りにおいて、「思い出す」「目を留める」と言われることと結びつきます。神殿は破壊され、指導者はバビロン捕囚、エレサレムに残された人々も悲惨な状態と、主なる神に「忘れられ」「捨てられた」と見える現実を哀歌の詩人は訴えています。彼の訴えの基盤となるのは、主なる神の約束です。参照レビ26章40~45節。

[3]私たちの日々を新しく(21、22節)

(1)21節
「帰る」。捕囚から帰ることではなく、主なる神との関係の回復のことです。それは、悔い改めと信仰の回復を通して現実になります。

「あなたのみもとに帰らせてください。私たちは帰りたいのです」と、「帰る」を重ねて強調しています。何より求めるものは、主なる神の契約の祝福です。万軍の神が自分たちの上に御顔を照り輝かせてくださる喜びです。本来の立場に帰り、交わりが回復されることは、「新しくされる」ことでもあります。そして新しくされることは、聖霊ご自身の見えざる働き、心の内面に及ぶ働きによるものです(ヨハネ3章3~5節)。

詩篇104篇30節をもう一度注意します。

「あなたが御霊を送られると、彼らは造られます。また、あなたは地の面を新しくされます」(詩篇104篇30節)

(2)22節
①ここに見ると同じような終わり方をしている例として、詩篇88篇18節、89篇51節を参照。また疑問形で最後が結ばれている興味深い例として、ヨナ書の例(ヨナ4章11節)を注意したいのです。

②哀歌の初めから終わりまで、民の罪の結果、彼らが直面している苦悩を哀歌の詩人は繰り返し描いています。民を見る限り、望みがないように思われます。しかし主なる神ご自身は、すべてをご統治なさっており、イスラエルの民との契約は、民の不従順にもかかわらず、有効です。

民にとって希望は、罪を告白し、本来の姿に立ち返ることです。バビロン捕囚にあっても、なお主なる神の憐みを経験し(3章21~30節)、本来の姿へ立ち返る道(5章21節)へ哀歌を最初に読んだ人々も、今読む私たちも招かれている恵みの事実、感謝。

[4]結び

(1)祈り
哀しみの歌の中にあっても、なお祈りは継続されています。

(2)現実
哀歌の詩人は祈りつつ、現実をありのままに直視しています。

(3)日々の新しさ
本来の姿への回復の源なるお方。

「いと高くあがめられ、永遠の住まいに住み、その名を聖ととなえられる方が、こう仰せられる。『わたしは、高く聖なる所に住み、心砕かれて、へりくだった人とともに住む。へりくだった人の霊を生かし、砕かれた人の心を生かすためである」(イザヤ57章15節)

◇


宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。




※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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