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IEPC-神学・宣教に基づく平和構築の在り方を模索

2011年5月25日09時33分
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 IEPCで披露された青年参加者らによる市場の正義を提唱する寸劇(写真提供=WCC)。+
 平和構築について、教会の宣教やイエスの証人としての取り組みの一環として、どのような枠組みで捉えるべきかが国際エキュメニカル平和会議(IEPC)のワークショップで議論された。ワークショップでは、構造的な罪や、社会の一新のための解放運動、平和と正義の在り方を分析する際の解放の神学と文脈化神学の要素について再確認が行われた。

 教会史において、神の名によって暴力を正当化し、剣を振りかざすような出来事が何度も存在し、ノンクリスチャンがキリスト教を見るときも、そのような暴力的な教会史が信仰に至る妨げとなっているという声も聞かれてきた。

 神の名による暴力を正当化するのも、黙認するのもすべての行いが教会神学・宣教のありかたにかかっている。教会が平和構築者としての役割をなすためのアプローチの在り方について議論がなされた。

 メノナイト教会牧師のトーマス・フィンガー博士は、この問題がIEPCで論じるべき焦点であると指摘した。世界教会協議会(WCC)は、各国政府・企業・社会に対して教会としての一つの声を発していくことを使命としているが、具体的に各国の政府に対してどのように具体的にアプローチを取っていくかは、それぞれの国の諸教会で試行錯誤がなされている。

 フィンガー博士によるワークショップのタイトルは「平和:キリスト教神学と宣教の再考のための視点」で、フィンガー博士による平和・正義・救い・罪およびイエスの宣教に関する見方が説明された。

 ワークショップでは伝統的な教会神学の前提について確認し、その後「罪は個人的な神様の律法を破ることだけではなく、神様の視点・平和と正義の視点を失い、そこから離れていく組織としての行いにも適用される」ことが取り上げられた。

 ワークショップの議論で強く取り上げられたひとつの仮定は、暴力が罪の神学的コンセプトの中核を成すということであった。フィンガー博士は「死に至る過程が暴力であるとすれば、いのちに至る過程は暴力ではありえない」と述べた。

 キリスト教神学への補完的なアプローチを提案することで、諸教会や信徒らがイエスの御言葉の核心である平和に基づいた信仰の証しに焦点を当てるのに役立つことになる。平和という視点を通して神学は「私たちの基本的な状態を点検し、記述を明確化する」以上のものになり得るという同意に達した。

 人々は、人生は葛藤の連続であると感じている。しかし信仰によって人生を変化させることができる。私たちの信仰やイエスの使徒としての意識の強さを通じて、現状の平和のための手段として用いられる暴力の論理を覆すことも可能である。フィンガー博士は「イエスの復活そのものが、暴力の論理と覆し、イエスを死に追いやった人々の考え方を非難するものである」と述べた。また復活の主を通して、共に生活するクリスチャンとして完全な平和のモデルを成すため、およびあらゆる神学的な熟考を行うにおいて、三位一体の考えが主要な役割を成すことが改めて確認された。

 フィンガー博士は38歳のときにメノナイト教会に所属し、それ以来教会の平和に対する幅広いアプローチの仕方に貢献してきた。教会史および世界宗教学の教授であり、研究手法の一環として解放の神学と伝統的なキリスト教神学双方の関係を模索している。

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