
クリスチャントゥデイは2025年、ニュースやコラム、寄稿など、合わせて約1100本の記事を配信しました。その中から、アクセス数に基づいたトップ10ニュース(国際編)を発表します。(国内編はこちら)
【10位】「今、私はクリスチャンです」 ウィキペディア共同創設者がキリスト教に回心
無料のインターネット百科事典「ウィキペディア」の共同創設者として知られる哲学者のラリー・サンガー氏が2月、キリスト教に回心したことを公表しました。以前は不可知論者でしたが、5年ほど前から聖書を読み始め、神を信じるようになったとし、その経緯をつづる長文の証しを自身のブログに掲載しました。9月には、所属教会を決めたことも明かしています。
【9位】『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今
ベストセラーとなり、2014年には映画化もされた『天国は、ほんとうにある』。その主人公であるコルトン・バーポさんが6月、メディアのインタビューに応じ、22年前に経験した臨死体験が、自身の人生と信仰をどのように形成したのか、また現在の思いについて語りました。
【8位】説教でトランプ米大統領に不法移民らへの「慈悲」求めた聖公会主教、説教の意図語る
米ワシントン大聖堂で1月に行われた「国家祈祷礼拝」で、米国聖公会のマリアン・エドガー・バッディ主教は、就任したばかりのドナルド・トランプ米大統領を前に、LGBTや不法移民の人々が「恐怖を感じている」と説教の中で述べ、その政策を間接的に批判しました。全米的な論争を引き起こしたこの説教について、バッディ主教自身がテレビ番組に出演し、意図を語りました。
【7位】「摂理」教祖の鄭明析氏、懲役17年確定 女性信者らに性的暴行やわいせつ行為
準強姦(ごうかん)や強制わいせつなどの罪で起訴されていた韓国発祥の新興宗教団体「摂理」の教祖・鄭明析(チョン・ミョンソク)氏に対し、懲役17年を言い渡した判決が1月、確定しました。「キリスト教福音宣教会」を正式名称とする摂理は、「JMS」や「CGM」の略称でも知られ、キリスト教の異端でカルトとされています。
【6位】牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも
米キリスト教世論調査機関「ライフウェイリサーチ」は8月、元牧師に退職した理由などを尋ねた調査の結果を発表しました。それによると、約3分の1が「教会内の対立」や「燃え尽き症候群」を理由に辞めていたことが分かりました。
【5位】トランプ米大統領の就任式で大衆伝道者のグラハム氏らが祈り、神の導きと守り求める
トランプ氏の米大統領就任式が1月、首都ワシントンの連邦議会議事堂で行われました。就任式で祈りをささげた米大衆伝道者のフランクリン・グラハム氏は、神の忠実さを強調し、2期目を開始したトランプ氏の上に神の導きと守りを求めました。
【4位】オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで
オリンピックで計12個のメダルを獲得した米国の元競泳選手、ライアン・ロクテさんが11月、フロリダ州アラチュアのキャンバス教会で洗礼を受けました。競泳選手として華々しい結果を残した一方、出場停止処分を2度受けた経験のあるロクテさんは、離婚訴訟のただ中にありました。さらに数カ月前からは、物質依存のリハビリ治療に入っており、人生の暗闇の中で公にイエス・キリストへの献身を誓う形となりました。
【3位】米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される
米国の保守派活動家で著述家のチャーリー・カーク氏が9月、ユタ州の州立大学で開催された屋外イベント中に銃撃を受け、死亡しました。熱心なクリスチャンとして知られるカーク氏は、18歳の時に米保守派団体「ターニング・ポイントUSA」(TPUSA)を創立。その後、TPUSAは全米3500以上の高校・大学に拠点を持ち、25万人を超える学生会員を擁するまでに成長しました。トランプ氏の選挙運動において、カーク氏とTPUSAは重要な支持基盤になったとされています。アリゾナ州で行われた追悼式には7万人以上が参加し、妻のエリカ氏は演説で夫の殺害者を赦(ゆる)すと語りました。
【2位】「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者
「世界で最も優しい裁判官」として知られる米ロードアイランド州プロビデンスの市裁判所首席判事、フランク・カプリオさんが8月、88歳で死去しました。敬虔なカトリック信者であるカプリオさんの裁判は、優しさと慈愛に満ちたもので、米法廷リアリティー番組「コート・イン・プロビデンス」で話題となり、世界的なセンセーションを巻き起こしました。
【1位】新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも
前ローマ教皇フランシスコが4月に死去したことに伴い、新教皇を選ぶ選挙「コンクラーベ」が5月、バチカン(教皇庁)で行われました。コンクラーベは、ラテン語で「鍵と共に」という意味で、13世紀に教皇選出が紛糾し、約3年にわたって空位が続いた際、枢機卿たちを閉じ込めて教皇を選出させたことに由来します。その後も、歴史を振り返ると、教皇選出までに半年余りかかったコンクラーベもあります。今回は事前に、有力候補として数人の枢機卿の名前が上がっていましたが、司教省長官のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選出され、教皇名は「レオ14世」となりました。