スーダン当局、アラビア語聖書を2年以上差し押さえ

2017年11月2日23時45分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
Facebookでシェアする Twitterでシェアする
関連タグ:スーダン
+スーダン当局、アラビア語聖書を2年以上差し押さえ
スーダンの首都ハルツームの様子=2006年4月(写真:ニュージーランド国防軍)
- 広告 -

アフリカ北東部のスーダンで、アラビア語の聖書を積んだコンテナが2年以上にわたって、説明もないまま当局に差し押さえられている。

迫害関連の情報サイト「モーニング・スター・ニュース」(英語)によると、スーダン港湾局は聖書を積んだ2台のコンテナを差し押さえ、うち1台については抗議後に引き渡したが、アラビア語の聖書を積んだコンテナについては2年以上も引き留めたままにしている。

スーダン聖書協会の関係者が同サイトに話したところによると、聖書は首都ハルツームに送られるものだった。当局による差し押さえにより、ハルツームでは現在、新しいアラビア語の聖書を1冊も入手できない状態にある。こうした聖書の差し止め措置は、過去2年余りにわたって行われているという。

しかし前出の関係者によると、港湾局は最近、差し押さえている聖書を引き渡す方向で検討している様子だ。地元のキリスト教指導者らは、米国が10月中旬、20年に及んだスーダンに対する経済制裁を解除したことで、事態が好転する可能性があると見ている。

同サイトによると、他の聖書配布団体も、スーダン当局から聖書を差し押さえられているとして、苦情を訴えている。当局によるこうした行為は、通常は政治腐敗によるものだが、ユダヤ教やキリスト教の聖典であることを理由に、聖書の輸入を認めない場合もあるという。

スーダンの現政権は厳格なシャリア(イスラム法)を採用しており、教会が破壊されたり、牧師が逮捕されたりするケースもある。キリスト教徒が多数派を占めていた南部が南スーダンとして分離独立したのに伴い、スーダンのキリスト教人口は激減した。2013年4月には、政府が新規の会堂建設を認可しない方針を発表するなどしている。

キリスト教迫害監視団体「オープン・ドアーズ」は、キリスト教徒に対する迫害がひどい国をまとめた「ワールド・ウォッチ・リスト」(2017年版)で、スーダンをワースト5に位置付けている。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
この記事が気に入ったら「フォロー」しよう
フェイスブックで最新情報をお届けします
関連タグ:スーダン

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。

記事の一つ一つは、記者が取材をして書き上げ、翻訳者が海外のニュースを邦訳し、さらに編集者や校閲者の手も経て配信しているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、サポーターとして(1,000円/月〜)、また寄付(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済(Paypal)で可能です。希望者には、週刊メールマガジンも送らせていただきます。サポーターや寄付の詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

  • 金額を選択:
  • 金額を選択:

国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

主要ニュース

コラム

人気記事ランキング