なにゆえキリストの道なのか(94)死んでしまう人生に意味はあるのか 正木弥

2017年6月3日07時29分 コラムニスト : 正木弥 印刷
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死んでしまう人生に意味はあるのか。

人生の捉え方に3つあります。

(1)人生は出生に始まり、死(肉体の死)で終わる。死は終着点であり、それから先は何もない。死後は無である。

このように考える人にとっては、人生は意味がない。死までの間をどんなに充実して過ごしても、どんなに楽しく過ごしても、すべては消え去る。逆に、どんなに悲嘆にくれて過ごしても、どんなに悶々(もんもん)として過ごしても、それも消え去る。同じ結末に至る。ならば、どう生きてもいい、勝手気ままに無責任に生きてもいいではないか、ということになる。

(2)死によってその人の人生は消えたとしても、他の人や社会に与えた影響は残る。その人がつくり上げた物や仕事、事業も残る。また、家族や隣人、社会を愛した愛も残る。さらに、子孫も残る。残るものがあれば、その人生はその限りで意味がある。

ただし、問題点もある。

➀ 残る、とはいっても、多くは、ほどなく消える、崩れる。3年残るものは多くはなく、30年残るものはまれ。多くの人に覚えられ、その記憶に残っても、その多くの人もやがて消えていく。
➁ 良いものが残っても、意識しないうちに、悪いものも残している。間違いなく良いものが多い、といえる人はどれだけいるだろうか。
➂ 残していく子孫が自分より意味のある人生を過ごすかどうかは保証がない。
➃ この考え方だと、良いもの・良いことを何も残せない人は生きた意味がないことになる。

(3)人生は死(肉体の死)で終わらない。死の後、いのちの主・神は、人間の生前の行き方に従い、ある人は復活させ、永遠のいのちに、ある人はゲヘナで苦患(くげん)のいのちに入れられる。この世の人生は、死後の永遠の行き先を定める選択の時である。非常に大事な選択(準備)の時である。その点で大きな意味がある。

これを聖書は強く教えています。確かに意味のある人生にするためには、上の(3)の立場をとるほかありません。立派な業績も大きな遺産も良い影響も残せない人にとっては、特にそうです。

多くの人はこの世のこと、肉体のいのちしか考えない。それしか考えなければ、まさしく“死んでしまう人生”になってしまうのです。しかし、キリストの神は、死の彼方に天国・永遠のいのちを用意してくださっています。

ですから、そこへ行って神の前に出るための準備、すなわち、永遠のいのちを受けるための準備をこの世の人生でしておくことが大切です。その準備とは、簡単なことですが、キリストの十字架の贖(あがな)い、罪の赦(ゆる)しを信じておくことです。

「わたしはあなたにこうしよう。わたしはあなたにこのことをするから、・・・あなたはあなたの神に会う備えをせよ」(アモス4:12)

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正木弥

正木弥(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版
ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書
ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ
創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から
なにゆえキリストの道なのか

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

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