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渡辺和子さん死去、89歳 ノートルダム清心学園理事長 『置かれた場所で咲きなさい』著者

2016年12月31日09時25分 記者 : 内田周作 印刷
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+渡辺和子さん死去、89歳 ノートルダム清心学園理事長 『置かれた場所で咲きなさい』著者
昨年の「キリスト教学校合同フェア」で「大切なもの」と題して特別講演する渡辺和子さん=2015年3月21日、青山学院高等部(東京都渋谷区)で
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ノートルダム清心学園(岡山市)理事長でカトリックのシスターの渡辺和子(わたなべ・かずこ)さんが30日午後1時15分、すい臓がんのため、学内の修道院内で死去した。89歳だった。渡辺さんは、200万部を超えるベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』の著者としても知られている。36歳の若さでノートルダム清心女子大学の学長になり、半世紀にわたって岡山市で教育に取り込んできた。地元の山陽新聞などが伝えた。

1927年2月、旧陸軍教育総監だった父・渡辺錠太郎の次女として北海道旭川市で誕生。51年に聖心女子大学を卒業し、54年に上智大学大学院を修了。その後、ノートルダム修道女会に入会し、米国に派遣されて、ボストン・カレッジ大学院で学んだ。63年に36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任。90年からは、同大を運営するノートルダム清心学園の理事長を務めていた。

旧陸軍の青年将校らが起こした軍事クーデター「二・二六事件」(36年)では、父・錠太郎が無数の銃弾を浴びて殺害される現場に居合わせた。当時、渡辺さんは9歳だった。

生涯現役にこだわり、89歳になっても講壇に立っていたという。岡山県文化賞(文化功労、74年)、山陽新聞賞(教育功労、79年)、岡山県社会福祉協議会済世賞(同)、ソロプチミスト日本財団千嘉代子賞(86年)、三木記念賞(89年)などを受賞。今年春には、教育分野における功績をたたえられ、旭日中綬章を受章していた。

日本カトリック学校連合会理事長を歴任するなど、同学園外の活動も活発に行った。昨年、青山学院高等部で開かれた「キリスト教学校合同フェア」では特別講演し、一人間を一人格に育てる場が学校だと話し、学生一人一人が、神に似せて造られたかけがえのない存在であることを教えるのがキリスト教学校だなどと語っていた。

著書は『置かれた場所で咲きなさい』の他、『愛と祈りで子どもは育つ』『目に見えないけれど大切なもの』『美しい人に』『愛と励ましの言葉366日』『幸せのありか』『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』(翻訳)など多数ある。

産経新聞によると、葬儀・告別式は2017年1月4日午前11時から、岡山カトリック教会(岡山市北区天神町6−27)で行われる。同学園のホームページによると、葬儀は修道会、親族、親近者のみで行い、後日、お別れ会を開く予定。日程などは決まり次第、ホームページに掲載される。

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