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「誇りに思う」 ISに斬首されたコプト教徒21人の子どもたちの今

2017年6月18日23時46分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
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+「誇りに思う」 ISに斬首されたコプト教徒21人の子どもたちの今
過激派組織「イスラム国」(IS)が2015年2月15日に公開した動画
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2015年2月に北アフリカのリビアで、過激派組織「イスラム国」(IS)が、出稼ぎ労働者のエジプト人コプト教徒の男性21人を斬首する動画を公開してから2年4カ月余りが過ぎた。殉教者の子どもたちは、自分の父親が殺されるという悲劇にもかかわらず、父親が信仰を捨てることを拒否し、命をささげて世界に示した勇気を「誇りに思う」と話している。

ISに殺害された男性らの家族を支援してきた米国のキリスト教団体「フォーカス・オン・ザ・ファミリー」(FOTF)のジム・ダリ代表は9日、自身のブログ(英語)で、犠牲者の子どもたちが父親の犠牲によって大胆にされていると述べた。

ダリ氏によると、FOTFの中東支部から次のような報告を受け取ったという。

「リビアの殉教者たちの家族に関する素晴らしいニュースを伝えます。家族は2年余りたった今も聖霊の慰めの中で生活しており、殉教者たちが全世界に示した信仰に留まっています。真のクリスチャンが、キリストの栄光のためにどのように生き、どのように死ぬべきかを示した信仰にです」

「私たちは定期的に家族を訪問していますが、幾人かの殉教者の妻たちと会い、子どもたちや、子どもたちの今の暮らしについて尋ねました。彼女たちの共通の答えは、『子どもたちは今までとは違う素敵な私立学校に通っていて、友達の前で父親をとても誇りにしています。また子どもたちは、より高い水準の教育カリキュラムについていくため、一生懸命勉強しています』」

殉教した21人の家族の中には、カイロやタンタ、アレクサンドリアのコプト正教会で起きた自爆テロや、5月26日に中部ミニア県で起きたバス襲撃事件により、愛する者たちを失った別のコプト教徒の遺族を慰めるため、彼らの元を訪れる人もいる。

一方、コプト教徒たちはこれまで過激派からひどく苦しめられてきたが、過激派は今後もキリスト教徒を殺害すると宣告している。

コプト教徒21人を斬首する様子を映した動画は、「血で署名された十字架の国へのメッセージ」と題されていた。動画は、ジハード主義者らのおぞましい行為を示すものだったが、キリストを否むことを拒否した21人の姿は、イスラム教徒が多数派のエジプトで、少数派であるコプト教徒たちをより大胆にさせた。

迫害監視団体「国際キリスト教コンサーン」(ICC)が今年2月に行った殉教2周年記念の報告(英語)によると、14年12月から15年1月にかけてリビアで別々の事件で誘拐された殉教者らの遺族は、亡くなった愛する者たちに対して深い敬意を払っている。

妻の1人は、夫は「信仰を守り、キリストの名によって殉教しました。私は、信仰がとても強かった夫を誇りに思います。彼は私たちの顔を上げさせてくれました。私たちだけでなく、すべてのクリスチャンに栄誉をもたらしました」と語った。

別の家族は、「兄が今、イエス様と一緒に天国にいることを、私はとても喜んでいます。私は兄が地球上で生きていたときも大好きでしたが、今は前よりも大好きです。兄がイエス・キリストの名によって殉教したからです」と語った。

コプト正教会の教皇タワドロス2世は16年、殺害された21人を正式に列聖した。彼らが、特にキリストにある信仰の故に殺されたからだ。

英国コプト正教会のアンバ・アンジェロス主教は、この悲劇が人々を結集させたと語った。

「これらの兄弟たちは究極の代価を支払いましたが、迫害されているすべての人を擁護する大義を私たちに授けてくれました。彼らは、私たち皆が団結して立ち向かわなければならない悪があること、また私たち皆が熱望しなければならない勇気と忠実さと聖なる抵抗があることを教えました」

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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