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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(102)子離れ、親離れ 米田武義

2017年1月12日06時27分 コラムニスト : 米田武義 印刷
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先日、帰郷していた息子が帰ってしまった。その時にポッカリと開いた穴は、しばらく埋もれなかった。何となく寂しく悲しい思いをした。あまりにも強い寂しさや悲しさは、強いストレスになる。結婚という制度は、この面から見るとストレスを軽減するのに役立っているように思える。

一般には、結婚することによって子どもは自立し、独立するので、今までのように四六時中親のことを考えない。自分が今まで見てもらっていた生活を自分で考えてしなければならない。

「人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる」(マタイの福音書19:5)

子どもが自立しないで親元にいて、親のことを気にしているのを見ると、親もいつまでも子どものことを気にしなければならない。が、結婚して父母を離れて夫婦一心同体となると、いつも気にしているのは伴侶であり(あるべきであり)、親はそう思うことで、別れるときの寂しさや悲しさが軽減されるのではないだろうか。

また一般的には、結婚すると子どもをもうける。子どもが夫婦生活に活力を与え、喜びを与え、夫婦生活に子どもを加えた生活が、ますます重さを増してくる。それに従って夫婦も自分たちの生活を考え、自分たちの生活に意識が向いていることが、ますます多くなってくる。こういうことも親たちにとって、いつまでも自分の子どもという思いから、意識を離してくれる。

「生めよ。ふえよ。地を満たせ」(創世記1:28)

聖書に書かれてある結婚は、それを表面的に捉えてみても、実に理にかなっている。

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米田武義

米田武義(よねだ・たけよし)

1941年4月16日、大阪生まれ。大阪府立三国丘高等学校、国立静岡大学卒業。静岡県立清水東高校定時制教師を勤めた後、東北大学大学院、京都大学大学院(国土防災技術(株)国内留学生)で学ぶ。国土防災技術(株)を退職し、(株)米田製作所を継承する。2008年4月8日、天に召される。著書に『死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―』(イーグレープ)。

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