わが人生と味の道(47)随想録:人生14 クリスチャンの健康管理 荘明義

2016年12月29日14時36分 コラムニスト : 荘明義 印刷
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[人生]
クリスチャンの健康管理

私たち人間は、神による手作りで一人一人顔も性格もストレスも違います。クリスチャンは祈りによって自分の悩みを神に委ね、心配は自分で背負い込まないのが信仰ですが、時にはやはり一度神に委ねた問題でもまた自分で取り戻し、悩む人がいるようです。健康に関して中国では、いろいろな方法が紹介されています。まず、病気について探ってみましょう。

昔はよく、この薬は万病に効きますといった具合に薬をアピールしました。万病に効く薬でしたら誰でも欲しがります。しかし、本当に効くのでしょうか? また、万病に効くということは、病気の元は1つなのかなという気もします。

病気の元は血液に関係があり、毎日食べる食事の内容によってパワーのあるサラサラしたきれいな血液になるか、またはドロドロした血液になるか、それによって流れが悪くなり、その人の弱い所に病気が出るともいいます。ですから、病気の予防は、まずきれいな血液を作る食事内容に注意をします。

中国では、「病体になっても病気になるな」と言います。病は気からと言います。少しくらいけがをしてもあまりくよくよするな――ということでしょう。人体には、気、血、水、これらの流れがスムーズであれば病気知らずと言います。全てがスムーズに流れるためには、幾つかの注意が必要です。また、病気の90パーセントが口から入るものとも言います。食べ物と病気も大きな関係があります。

自分で健康管理する上で大切なことは、「心裏的平安是肉体的生命」。常に心が平安であること、それが健康で長寿の秘訣であります。それと中国人は最も注意していることに次の言葉があります。「黄長鬆快」。何といっても毎日黄色くて長くてソフトでスムーズな排便があれば、健康間違いなしということです。体に障がいのある人たちは、毎日の排便があるかないかが命取りと聞きました。

中国では、何を食べるかということも大切にしますが、入るよりもいかにスムーズに出すかということをもっと大切に考えます。何を食べるかは、自分の体に聞くのが一番安全です。10人が10人ステーキを食べても力が出るとは限りません。人によっては玄米のほうが力が出るという人もいます。

食事で大切なポイントは、五味の調和です。中国では食医といって、病気になったらまず自分の食事をチェックしてもらい、改めます。それでも良くならないときに、初めて薬を出します。

日本人はすぐに薬に頼るようですが、今一度食事養生法を見直すのもよいと思います。疲れがたまってなかなか抜けない人は、酢のものが嫌いな人。抜け毛や若白髪、腰が冷え、体力不足の人は、ついつい塩辛いものや冷たい物を多くとる人、甘いものが大好きな人は、胃や腸の問題が多い人です。

「五味調和」とは、毎日のストレスを五味で整える方法です。中華レストランでは、テーブルに必ず醤油、酢、ラー油があり、自分で最後の味を決められるようになっています。また、逆にとり過ぎはかえって内臓を痛めるので、偏った味付けにも注意がいります。

中国では内面の美を大切に考え、「似類補類」、内臓料理をもって内臓を鍛え、長寿を願います。今となっては、安全、安心の食材を手に入れるほうが難しくなっていますが。

薬膳とは、四季によって起こる病気を未然に食事で予防することです。中国の家庭料理は一家の健康の柱です。四季によって内臓の疲れが違います。

夏は心臓・・・汗をコントロールし、全身に血液を送ります。
秋は肺臓・・・空気が乾燥してくると、器官のトラブルも増えます。
冬は腎臓・・・冷え性の人は豚の腎臓と杜仲(とちゅう)の料理を。
春は肝臓・・・体内の毒を早く出せるよう肝臓と青菜の料理を。

毎日口から入るものが自分の体に正しければ、より健康になり、間違っていれば病気に近づくということになります。食事はおろそかにせず、神から管理を任された肉体を大切に良い奉仕に励みましょう。

真の健康は腸から。現代社会は農薬や空気汚染、添加物や酸化食品――と食品全体が必要なミネラルを取れず、加工品、加熱食品が多く、病気も加速されています。腸の病気が寿命を決めます。がん、高血圧、糖尿、心臓病全てにおいて、腸の健康、善玉菌のバランス、乳酸菌の働きによります。毎日、味噌、ぬか漬け、乳酸菌の多い生野菜や果物、酵素が多い納豆をお勧めします。

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荘明義

荘明義(そう・あきよし)

1944年中国・貴州省生まれ。4歳のときに来日、14歳で中華料理の世界に入り、四川料理の大家である故・陳建民氏に師事、その3番弟子。田村町四川飯店で修行、16歳で六本木四川飯店副料理長、17歳で横浜・重慶飯店の料理長となる。33歳で大龍門の総料理長となり、中華冷凍食品の開発に従事、35歳の時に(有)荘味道開発研究所設立、39歳で中華冷凍食品メーカー(株)大龍専務取締役、その後68歳で商品開発と味作りのコンサルタント、他に料理学校の講師、テレビや雑誌などのメディアに登場して中華料理の普及に努めてきた。神奈川・横浜華僑基督教会長老。著書に『わが人生と味の道』(イーグレープ)。

横浜華僑キリスト教会ホームページ
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